超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

Vanessa「自尊心削られながら個性を出せって、どんな罰ゲームだよ?」

 今日は一応不要なことには該当しないものだったので

外出をしました。うん、パニックをあおる人って

なんなんだろうね。やめておき、必ず自分に降りかかるぜ。

 

 

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Vanessa「自尊心削られながら個性を出せって、どんな罰ゲームだよ?」

自尊心削られながら個性を出せって、どんな罰ゲームだよ?
Vanessa

KADOKAWA 2020年02月27日 

by ヨメレバ

 

 

 

 

 待ちわびていたぜ?この時を。

彼女が本を発売する、と聞いたとき「うおっ!!」と思わずなりました。

もうな、これは買うしかねぇだろオウイエーイとね。

TLを見た瞬間、もう予約ボタンポチでありましたぞい。

 

彼女の出会いはあまりに鮮烈でしたね。

その動画に込められた強烈なパワー。まあポンポンと出てくる言葉の滝

ただただ驚かされるばかりでした。

この人本当ただものじゃないわと迫りくるエネルギーに感じた次第です。

 

さて、感想でも書きましょうかね。

やっぱりすごい人の思いがこもった本は、すごい、いやーすごい。

尊いものもそうなんだけれどもすごい人を目の前にすると語彙力というものが

本当になくなってしまいます。そういうことができるスキルというのが強みよね。

 

どうしてこんな強烈な存在が生まれ育ったのか。

それは彼女の出自にもあるのだと思います。驚いたのですが決して恵まれた環境では

正直に言ってしまうとなかったということ。

だけれどもその苦しい経験を通して、考えることを習慣づけたからこそ

彼女という今があるのだと思います。

 

この考える、ということはとっても今において大事なんですよ。

ここ最近はやたら個性、個性といわれる時代です。

彼女が活躍の機会を得たSNSというものもまさにそうで、個性がある人が

大いにバズったりする時代です。

(かという私も、そういう人たちのアカウントは参考にさせていただいております。

有益な情報もさることながら、元気をいただけるんですよ)

 

で、この本には非常に刺さることが書いてあるのですよ。

自分がどういう人間なのかを分析しないことには、

個性も何も始まらない。  ―本誌帯より。

 

まず、自分が何者であるのかを考える必要があるということ。

何が強みになるかどう自分をいかしていくか、自分で取捨選択し

自分を作り上げていくということ。

 

つまりそれはさらに言えば「自分で考える」ということなのですよ。

ただ惰性でやっていたところで、それは個性とは言えないでしょうしね。

それが自分の特性とあっていなければ、なおさら。

 

これってさ、今の緊急事態にも言えることじゃないかな。

ある情報が流れてくるけれども、それを言葉通りに信じている人がいて

それに多くの人が先導されて、大変な迷惑がかかる…

 

そうね…タイムリーなのでいけばトイレットペーパーだよね。悪意のある色にするな。

 今、それがデマだというのに買い占めに奔走する人がいるよね。

一歩引いて考えればそれが怪しいことはわかるはずなのにそれができない。

それができない人が多くを占める結果なお一層生活環境は悪くなる。

 

本末転倒よね。

そして、考えるの放棄してるよね。

これに当てはまる言葉ももう一つ。

 

完全に偏見で物言うけど 、考えることを放棄した人間が

簡単に人を傷つけてくるんだよ。 —本文35ページ

 

ほら、惰性で動いた人間は ほかの人を傷つけているでしょ?

少し考えれば周りの人に迷惑がかかる、本当に欲しい人に

いきわたらなくて欲しい人はひどい思いをする。

ほらね?

 

これはSNSで中傷する人も同じ。

同じことされたらどう思うかね。

そして、その結果自分が訴えられて何もかも失ったら…

惨めよね。

 

夜にこの本が届いて読んでいてすごくびぃーんと来たのが

この部分だったのです。

ああ、この人はあれだけの言葉をこめられるのは

しっかりとした洞察力を持っているんだな、と。

 

まだおすすめ部分があるよ

ちょっと話が暗くなったけれども、

実は実は…終盤のほうに著者の推しが出てくるのです。

まあ、彼女のアカウントでこれは何度も何度も出てくるので

もうファンの方ならお判りでしょう。

あの3人(うち1つグループ)です。

 

私は最初のちょっと縁はないけどよく名前を聞くアーティストの方が

すごく興味深いお話でしたね。

なんというか、ファンサービスがとにかくすごいのと

アーティスト業界にある「そのジャンルでは売れない」というからをぶち破り

見事に賞を取ったというところがね。

 

つまりその熱意がだんだんと大きくなってバァーンと爆発したからこその

賞獲得なんだろうな、と思いました。

アーティスト名は聞いたこと、もちろんあります。

でもよく聞いたことはなかったので、聴いてみようかと思いました。

人の薦めるものって素敵な人が書くと本当に魅力あるものになるんだなぁ…

 

 おわりに

彼女のエネルギーはまさに、唯一無二。だからこそ、人を動かし

ひきつけてやまないのだと思います。ただ、それをよしとしない人もいるでしょう。

この本には、そんな人へのあしらい方の解説もあるのですよ。

そういう人には時間を使わないこと。ええ、無駄ですもの。

 

おしまい。満足。