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乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【ハチベエ、おかしくなる(笑)】那須正幹『ズッコケ三人組の神様体験』

明日も行ってくるよ。

しっかり頑張ってくる。

 

 

 

 

那須正幹『ズッコケ三人組の神様体験』

ズッコケ三人組の神様体験
那須正幹

ポプラ社 2001年11月

by ヨメレバ

 

 

 

 

秋祭りで何かが起きる…?

実際に起きてしまったのですよ。

誰にかって?

ハチベエですとも!!

 

なんとね、

ものすごいことが起きてしまうんです。

ものすごすぎたんで明日槍が降らないか

私は心配になっております…(笑)

 

感想

なんでこんなこと言っちゃうかって?

だってハチベエではありえないことが

次々と起きてしまうからですよ。

 

なぜそうなったかというと

彼はこのお祭りで否応なしに

稚児舞いに参加させられることになるのです。

 

まあ、運動神経のよいハチベエですので

あっという間に主力メンバー候補となるわけです。

 

当初は8名いたのですが

ある種の理由によりメンバーは最終的には

正式人数の6名となります。

(2名抜けることに)

 

まあどういうことかといいますとね…

これがハチベエの天才化現象(!!)をもたらした原因で

この稚児舞い、60年もの間行われていなかったんですよ。

 

なぜかというと、表向きでは

動作が激しいということもあるのと

戦争という動乱の時期もあったのでそこで中断したのです。

 

でも本当の理由は…

いろんな意味でおかしくなるから!!

なんですってば。

 

と…いうわけでして

ハチベエはこの稚児舞いに参加したがために

なんかミョーに頭がよくなって

学校のテストで100点なんて言うものを取ってしまった(!!!)

という謎の偉業(?)を達成するのです。

 

難か?やら!が多く付いてしまいますが

今までのシリーズを読んでいれば

このハチベエという少年がベースケで

勉強はてんでダメなのはご存じでしょう。

 

あ、ちなみにですがこの本、

時系列的にある作品の後となります。

なのでちょっとだけ運動会が出てくる別作品を読むと

ニンマリできますぜ?

 

あとさりげなく著者が宣伝しているので

まだ読んでないよいこのみんなも大人のみんなも

ぜひ読んでみような!!

 

あとこの作品では稚児舞いのほかにも

参加型のおみこしコンテストたるものもあります。

無論三人組の愉快なクラスメートも

参加しており、なかなかスケールの大きい

本格的なおみこしを作っています。

 

注目は稚児舞いの本番を迎えたハチベエ少年。

だけれども思わぬ展開が待っていますぜ…!!

 

おわりに

明日本当に槍降ってこないだろうねぇ…(しつこいよ)

あんなにさえ過ぎたハチベエはもう見られないと思うな。

そういう意味で貴重な1冊です。

 

でもこのメカニズムって解明されてないのよね。

どうしてあんなふうになるんだろうね…

 

 

おしまい