超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【すでにあの人たち、いるぜ】クライブ・カッスラー『スターバック号を奪回せよ』

明日もだよ…

悩むところだけどどっちも叶えたいのでやる。

 

 

 

 

クライブ・カッスラー『スターバック号を奪回せよ』

スターバック号を奪回せよ
クライブ・カッスラー

新潮社 1985年11月

by ヨメレバ

 

 

 

 

あるものがきっかけ

それは泳いでいたピットが

不審なものを拾ったことからはじまりました。

 

それは現在行方が知れなくなっている

最新鋭の原子力潜水艦であるスターバック号の

通信用のカプセルだったのです。

 

どうやらスターバック号は

海難事故が多発している地帯で

姿を消してしまったようで。

 

しかしそれはのちのち

大変難儀な事態を巻き起こすのです。

 

感想

2作目を読んでいたからか、あまり変化は

感じない感じでしょうか。

私が途切れ途切れに読んでいたほうは

すでに上下巻がデフォルトの時代のやつだからね。

 

なのでどうしても詰まっている感じは

否めないかなとは思います。

これだけさ、ピットの大胆不敵な行動力があるのだから

やっぱり上下巻でやるのが面白いと思うんだ。

 

この作品は本当、真相部分に関しては

頭を抱える代物でしたね。

なんでこういうことをやってのけるのかと…

 

実を言うと軒並み起きていた失踪案件は

「作為的なものだった」というとんでもないやつなの。

しかもそれに関わっていたやつは…

 

そして恐ろしいことに

今回ピットたちに襲い掛かる連中がいるのですが

それはどうも不自然なやつらなのよね…

 

まあこれに関しては私は初見ではなくて

別シリーズ(国内)で似たような扱いを

見たことがあります。

(ただこちらの場合はしゃべらないところが違う)

 

そんな脅威を受けてしまったがために

このスターバック号の捜索を途中であきらめ

マーサ・アン号から離れなければならなったのです。

 

そしてピットと相棒であるジョルディーノは

まだまだ災難に見舞われることになります。

 

諸悪の根源である「あのあいつ」のところへと

必然的にくる羽目となってしまったから。

 

そしてそれはピットにとっては

なかなかにつらすぎる事実となって襲いかかるのです。

 

そう、最初にピットは

危うく毒物注射をレディーにされそうになる(しかも人間違い)

というなかなかハードなスタートを切るのですが

その女性は黒幕の関係者(娘)だったのです。

 

なので本当にこの黒幕はどこまでもがめつくて

とんでもない計略を持った殺戮者なのです。

本来は正しい方向に使う技術を

間違った方向に使ったわけで…

 

だけれどもピットの大胆な計画により

やはりすべては破綻するのです。

 

それには二人の多大なる体の犠牲が…

君らさ、命何個あるの?

無理しちゃダメだってば!!

(特にジョルディーノ!!)

 

おわりに

なかなかハードな展開と、

派手な攻防戦が繰り広げられる

この手の作品が大好きな人にとってはたまらない作品。

 

潜水作戦がやっぱり一番の見どころなのよね。

で、ピンチになるのもお約束。

最後にピットが黒幕をけちょんけちょんにするのも

お約束。

 

展開はベターだけど、こういうのもっとあってもいいのよ。

フィクションだから楽しいの。

こういう作品はね!!