明日から元に戻るんだね。
でももう夏は行ってしまったんだよ。
だってスース―するボディーソープなくなったから(笑)
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楡家の人びと 第二部 新潮社 2011年07月05日
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圧倒的存在亡きあと
基一郎という絶対的存在のいなくなった楡家。
それがどういうことを意味するかは
もうわかりますね。
だんだんと病院経営にも
翳りが見えてきます。
なぜならば2代目である徹吉は
経営の才能がてんでなかったからです。
そしてその子供たちもお世辞に
出来がいいとは言えなくて…
感想
もうね、皆さんほぼほぼ狂ってるのよ。
頭抱える本ってそうそうないと思うのよ。
その頭抱えそうになった本音。
まあこんな環境では子供は
まっとうに育たないのはお判りでしょう。
だってツケで子供の時から
好きなだけ買えてしまうから
浪費癖のある人たちはありったけ買うのよ。
その好例が桃子と藍子ね。
共に浪費癖のむっちゃくちゃわがまま
こんな環境用意させちゃダメな子ね。
その一方で男たちのことごとくダメなことね。
一応この作品は実家族をモデルとしてるけど
出来事に関してはフィクションとなっています。
(なお著作に没頭した人のモデルはある有名な方!!)
そのダメっぷりの最たるのは仮病王と個人的に命名した
米国ですね。(米国と読みます)
これまたとんちきな名前の欧州にその仮病は
あっけなく看破されていますが
まあ彼はその「見せかけの病気」に取りつかれているので…
はい、もう狂ってる…
まあ今回の狂いっぷりのMVPは龍子でしょうね。
プライドの塊の救いようのないB(やめなさい)でしてね。
これまたふがいない力士になった辰次を
奮起させるためにあるものを差し入れるという
まあ今だったら確実にダメなことをしているのよ。
何でも自分基準なのよ。
身近にいるけどこういうのって一番たち悪いの。
本人が言うほど有能ではないのにね…
そういうわけなので彼女はついに徹吉の逆鱗に触れてしまい
別居へと至るわけで。
その際にとばっちりを食らった楡家では数少ないまともな(?)
欧州の嫁千代子が本当にかわいそうでしたとも。
(よく他人の家で家を私物化できるもんだ)
後半の方にはついぞ戦争の影がちらつきます。
ここの描写は軍艦が出てくるので
某ゲームをやっていたこともありああ、と思えましたね。
そして、唯一NHKのあの音で最高レベルのやつが出た
あの事件が発生します。
そう、戦闘状態になったわけですよ。
おわりに
だんだんと病院には不協和音が
流れているのが伝わってきましたね。
それはいくら院代が無理やりにすごさを
前面に出しても空回りしているところで
すでにね…
もともとまやかしの医療でもあったわけですし。
それを正直にやろうとしても
もうまやかしが染みついている以上無理だったのよね。
だから徹吉はもがくことになったわけで。
次で最後。
まあ次も読むのつらいんだろうな。
