明日、行く、
明後日もしかしたらおやすみ。
そんな日もくさらずにいるつもり。
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司法取引(下) 新潮社 2015年02月28日
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カギを握る男がいる…?
ついに証人保護プログラムにより
姿形を変えたマルコム。
しかしながらまだFBIの干渉はやまず
それは致し方のないことではあるものの。
そんな中一人の男の調査を
マルコムは依頼します。
どうやらこの男、何かを
隠しているようですよ…?
感想
ひっどい感想が出てきてしまいました。
「ドッキリ大成功」
もうね、頭の中ある場面読んだら
これしか出てこないんですよ。
それがテーマの作品だと思っていただければ(?)
いいかと思われます…?
まあ思わぬ展開が待ち受けているということです。
実は今回マルコムとヴァネッサたちが
ドキュメンタリー映画を作ろうとその対象者に
選んだ人物、ネイサンはあるとんでもない秘密を
抱えていました。
それを何とか暴き出すために彼らは
かなり強引というか法的にはバリバリアウトな
行動をもってして秘密を引き出すのです。
なぜジャマイカをその舞台に選んだかは
罠にはめたときにまあ効率的に
相手にダメージを与えられるからですよ。
そういうところの拘置所なんか
もう環境はお察しくださいどころか
地獄行きだで!という代物ですからね。
現実にネイサンはそこで歯が1本なくなるぐらいに
ボロッボロにやられてしまいますので。
彼の秘密は…あえてここでは話しませんが
きちんと上巻を読んでいて
ある連邦判事のとんだ事実を知っていれば
どういうことかは理解できることでしょう。
そしてその先は…
ある種の駆け引きとなっていきます。
何せそれは途方もない代物なので
表にバレてしまえば大スキャンダルものです。
人にスポットが強烈に当たり
一生彼らは追い回されてしまいます。
なので巧妙に隠したり、
その物を分散して預けたり…
やむを得ずにブラックな場所へと
その物を売却したこともありました。
所持するのも難儀ですが
売却するにも途方もないのです。
あ、ちなみに新手のドッキリのシーンで
ちゃんとこれも上巻を読んでいれば
あのでっち上げにはその関係者がいないと
なしえないことだと理解できることでしょう。
ほら、あるブラックなところに
関わっていた人が何人かいましたでしょうよ。
…おっと誰かが来たようだ。
おわりに
すべてのショー(?)が終わった後に見える
ある島々は有名なタックスヘイヴンとか絡む場所です。
つまり…ゆくゆくはそのあれなブツも本来の価値を見出され
ゆくゆくは縁者たちの懐になるのでしょう。
この作品は不当な目を見た人種の人たちの
復讐だったんじゃないかな。
自らの存在をも犠牲にしてなしえたんだから
相当鬱憤はたまっていたんだろうな…
