超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【出来すぎでもいいじゃないか】デイヴィッド・ウェーバー『反逆者の月2』

 

明日も行くよ、頑張るよ。

休みないな、つまり体締めろっていうことだよ!!

 

 

 

 

デイヴィッド・ウェーバー『反逆者の月』

反逆者の月2
デイヴィッド・ウェーバー

早川書房 2008年01月

by ヨメレバ

 

 

2年後にやつらが…

なかなかに絶望的な状況からはじまります。

今まで数々の星に甚大な被害をもたらしてきた

生命体アルチュタニ。

 

どうやらこいつらが2年後に地球に

やってくるようで。

 

どうにかしてこいつらを阻止しないといけません。

援助を求めに宇宙に旅立ったダハクですが

突きつけられた事実はあまりにも残酷で…

 

感想

シリアスなんですよ、この作品。

ものすごく危機的状況なんですからね。

だけれども…

 

すんごいぐらいにどえらい情報をぶっこんで来るんよ。

サラリと達成できちゃっているけど

あんさん、それ大変なことですからね!!と

総ツッコミ入れたいぐらいに。

 

その代表的なのは帝国の救援を求めようとしたら

まぁどこの惑星もある「やらかし」のせいで

ことごとく生命体がちゅどーんしていたのですよ。

 

で、そのうちの1つの惑星だけ運よく

システム系統が生き延びていたのですよ。

 

ちなみにこの惑星は帝国ではなくて皇国と呼ばれていたようで

この皇国もやらかしでことごとく滅んでしまいました。

だけれども奇跡的にシステムの一部は残ったようで。

 

まあこれだけ挙げれば何が起きたかはわかるでしょう。

ある種のシステムの裏をかいたら…

 

もうチートでしょうよ!!と突っ込みたくなりました。

だけれどもこれをやらなければアルチュタニの侵攻の際に

逆転をもたらすことはかなわなかったのです。

 

だけれどもね、このアルチュタニもなかなかの実力を持っていて

その皇国から持ってきた艦をことごとく破壊するわけですよ。

だってそちら側だって彼らの拠点を根こそぎやられたくはないですし…

 

ちなみに、最後の方でこのアルチュタニがどうして他の惑星の

敵になってしまったかが出てきます。

これね、実は現実と結びついている理由かも…

 

そう思うとこの本のメインキャラクター(?)でもある彼(?)とは

まったくもって対照的ではあるのよね。

あ、彼(?)はこの作品通してのMVPですよ。

 

ツッコミ要素は多いのでまあ切り上げますか。

どういうことかは本当読んで確かめていただければ

「いつの間にそうなってたんか~い(ただしフリあり)」と

なるとは思うので…

 

おわりに

こういうご都合主義作品好きだけどなぁ…

あくまでもフィクションだからある程度はね。

(まあここは著者の手腕よね、

場合によってはNGな人…おっと誰か来たようだ)

 

次はそのツッコミ要素のところがメインです。

タノシミダナー…