明日もおそらくはあるんじゃないかな。
ない場合はしっかり体を休めたいね。
ちょっとだけダメージがある部分が。
帰ってきたミス・メルヴィル 早川書房 1989年08月01日頃
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彼女には死の影が…
ボスの死によって必然的にスナイパーの仕事は
消え去ってしまったミス・メルヴィル。
だけれどもボスの生前の行動により
彼女はある程度の芸術家としての
地位を得ることができました。
そんな中高級なデマーネー画廊に呼ばれたメルヴィル。
そこでデビューしていた画家が
突然死してしまう事件が起きてしまい…
感想
彼女には死が付きまとうものです。
現実にこの作品は最後には彼女にも命の危機という
死がまとわりつくことになります。
今回はデマーネー画廊というゴージャスな画廊(?)
で起きてしまう一連の殺人事件となります。
何やらここの関係者は大変よろしくないことを
裏側でやっていた模様です。
なぜならばこの画廊は地下室があって
第二の殺人事件はそこで発生しますが
その現場がどうだったかというとバ…(その先はお察しください)という
大変悲惨な現場となっています。
まあその地下室の概要というのも
芸術的な名目と説明していたものの
実際はえ…(これまたお察しください)のプレイ室だったという
おぞましい代物だったようで。
実はそう使われていただろうと推測される描写が
ローランドとスーザンが一緒に話そうといったときに
漏れ出ていた会話からも推測できるのです。
なんかやばいやつらがいるなと思ったら
まあ本当にやばいやつ、え…(もうそれ以上やめい)の
真っ盛りだったわけですので。
そう思うとすでにこの人の何らかは破綻していたのでしょうね。
現実に第2の被害者のローランドは
本当にろくなものに関わっていませんでしたので。
この一連の事件の黒幕ですか?
一見すると同情するべき側に思えるでしょう。
ただし、メルヴィルはその人からある会話を聞いていて
その点に不審を持ったのです。
そこで彼女がとった行動は
前作で大いにふるわせたあれでした。
あれです、あれですよ。
バーン、とな。
表紙の通りの描写が出てきます。
やっぱり彼女はこうじゃないとね。
芸術家でなんかリッチにトークしていたりする
女史じゃないわよ。
おわりに
もっと該当の場面は見たかったけど悪党たる悪党は
もうみんな死んじゃってるしね。
もう一人悪い人はいるけどその人は
ちょっとうそをついちゃっただけだからな。
あまり罪ではないと思うの。
最後にのっぴきならない描写があったけど
あれ続きでちゃんと補完されるのかしらね。