超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【まさかのまさか…】イーヴリン・E・スミス『ミス・メルヴィルの復讐』

 

明日はいけることはいけるけど…

なーんか変なものがちらりと…

死なないで帰ってこれるといいな。

 

 

 

 

イーヴリン・E・スミス『ミス・メルヴィルの復讐』

ミス・メルヴィルの復讐
イーヴリン・E・スミス

早川書房 1991年01月01日

by ヨメレバ

 

 

 

 

因果の相手に銃を向ける

その相手は父を殺した憎き相手でした…

 

そんな奴がアメリカに来る噂を聞いたメルヴィル。

しかしながらそんな中

彼女には災難が立て続けにやってきて

自室にいられなくなってしまいます。

 

そんな中ある男が

メルヴィルに接触してきて…

 

感想

従来の作品よりはページ数は少なめ、となっております。

これだけでにっこりしてしまったの秘密です。

 

そりゃああんな作品(良作)やこんな作品(ボリュームだけの微妙なの)を

読み続けていればさすがの私だって摩耗してしまいます。

適度なボリュームの本というのはやはり読んでいて快適なものです。

(でも人生そう甘くねぇからな!!)

 

内容としては

彼女の仇である男レレンバーゴ・マルティージョという男を

何とかして暗殺してやろう、ということ。

 

ところがそんなに簡単に物事は終わるわけではございません。

まず、思わぬ人物が接触してくることとなります。

 

こともあろうに因果の国であるプラデーラ国の画家である

ヒルという男と親しくなったのですから。

 

どうやら彼はレレンバーゴの後継者と目されているようで。

そして彼の絵はプラデーラ国では評価されているような。

 

それだけでは彼の関係は終わらないんですよね。

実はこの後にとんでもない事実がいろいろと出てきます。

彼のことだけじゃなくて今回のターゲットに関しても。

そして、衝撃の別事実も。

 

なんかね、出てくる事実が本当にハードなのよ。

それはメルヴィルがついに好機を得て

レレンバーゴのそばに来て暗殺できるところまで

来た時にも、です。

 

もうこれを見て「あ…」と思われることでしょうよ。

ま、この反応で何が隠されているかは…

お察しください。

繰り返します、お察しくださいっ!!

(それぐらいうわーなやつでした)

 

なんだろうね…結局どっちに転んだとしても

この大統領が絡んでいたものが絡んでいたものだから

そういう結末になることは不可避だったろうね。

 

おわりに

他にもパンチの強い事実と出来事があるんだ。

一応ここでは出すのははばかられるので

またこれを言おうか…「お察しください」

(これもうわぁぁだったわよ)

 

アレな作品でしたね。

悪くはないの。

アレな事実が多いんだよっ!!