超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【!】【ブックスローイングはやめましょう】清涼院流水『ジョーカー』

 

体から水分がなくなってゆくぅ。

 

 

 

 

ジョーカー
清涼院流水

講談社 1997年01月05日

by ヨメレバ

 

 

幻影城での死の宴

芸術家(アーティスト)の手による

なぞに謎を重ねた凄惨な殺人劇が

繰り広げられます。

 

探偵たちもいるものの、

なすすべなく重ねられていく死体…

最終的にある最終兵器的人物の手に…

 

感想

※否定的感想の入る作品です。

こういうのが苦手な方はそっ閉じでどうぞ。

 

今回の作品は申し訳ないですが

真相部分を突っつく気にもなりませんでした。

 

なぜこうなってしまったのかと考えるに

あんまりにも発想を未知のものにしすぎると

読者の求めるものと著者の思惑が著しく

ずれてしまうと思うのですよ。

 

一応、一連の事件に関しては工夫されており

間違えた解釈をさせる罠もちゃんと用意されています。

例でいえば被害者の中にはちょっと特殊なのがいます。

 

…なんですけれどもね。(各自ご確認ください)

結構これは斬新だと思いましたよ。

 

それと一連の事件には事件を解くカギであろうものが

紛れ込んでいるのですが

これもなるほどとは思わせてくれます。

ただし、該当の人にはある秘密が隠れていますが…

 

と、思うと面白そうに思えるでしょう。

そうにはならなかったんですよね。

 

あんまり感想文で他者を出して比較するのは

著者にもよろしくないので

したくないですがあまりにひどい場合は

本当にしそうになります。

 

いや、禁断のこの手出したろか!!

と思ってしまいます。

それぐらいになんともなぁ…なんです。

 

それと申し訳ないですが

真相部分、1作目と同じですよね?

引っ張り方が。

 

それ目にした時点で冷めてしまいました。

そこに結局逃げてしまうのか…

同じパターンを使うなとは言いません。

でももっとやりようがあったよね…

 

溜息しか出ない本でした。

 

おわりに

この作品にも隠された事実があるのですが

今回はもう調べる気にもなりませんでした。

ああはいはいお疲れさまでしたという感じで。

 

こういう感想ださせる本はレアよ。

アイデアはいいだけに本当にもったいない。

 

おわり