明日も一応定例行事あり。
いっちばん忙しいな明日。
やることみっちり過ぎるわ。
吸血の家 講談社 1999年07月
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遊郭時代の呪いが…?
今回もまた、いわくありげな家が出てきましたね。
どうやらかつては遊郭を営んでいたようで
その際にけっこうなトラブルをやらかしていたようです。
(まあ男と女というものはえてしてこういうのはね…)
そして、月日はたちそののちの世代になり
またもや凄惨な殺人事件が発生してしまいます。
どうやらこれも、過去の出来事が関連しているようですが…
感想
著者の作品は大変分厚いで有名です。
のちに控えているこのシリーズになんと4部作があります(本当)
存在だけは知ってはいましたがね…
だけれども実は私、過去にまあ分厚いで有名な
これまた重厚な事実を提示するミステリー作家さんの
作品を読んでいるので耐性はあります。はい。
事件の真相は正直言ってしまうと
本当に著者の文章のマジックにことごとく
こちら側が踊らされている感じとなります。
解きたい側としてはムッ!!とはなってしまいますが
あえて著者の思惑通りに踊らされて
文章の大会に流されてしまうのもまた、面白ものです。
読書というのはいろいろな楽しみ方がありますからね。
殺人は3回行われます。
そのうちの二人が今回雅宮家に悪霊を祓いに来た
怪しさ一億倍の人物だったりします。
まあこのうちの一人は実は雅宮家の三姉妹のうちの一人の
元夫だったりするんですけれどもね。
(ものっそいクズ)
そしてそのインチキ商売の女も殺されてしまいます。
しかもとても不自然な状況下でね。
何せ事件現場には犯行の足跡すらねぇっ!!という
不可能犯罪の体をなしているんですもの。
だけれどもこれも知ってしまえば何ともない事実が出てきます。
そう、見えている事実は裏切るということです。
なお、この作品の真相はどこまでも、どこまでも
むごいそのものと言って過言ではありません。
犯人は意外な人が出てくるのですが
その人物はとんでもない二面性を持っていたのです。
なんだろうね、とことん救われねぇ感じ。
まあその原因はある人物のせいですが…
それに関しては確かめてね。
溜息出ると思うよ…
おわりに
一作目もひどかったけどこれも真相解決までひどい…
やっぱり彼らの相手ってとんでもないんだよね。
ひどい目にけっこう遭ってるんだよ…?
ページ数は正直多いです。
だけれどもそれでも損のない読書タイムを約束してくれます。
出会えてよかったぜ。