超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【優しさからはじまる】那須正幹『謎のズッコケ海賊島』

 

蒸し暑さ、どうにかなりませんかね…

ちょっとクーラー入れないとつらいなぁ…

 

 

 

 

那須正幹『謎のズッコケ海賊島』

謎のズッコケ海賊島
那須正幹

ポプラ社 1990年11月

by ヨメレバ

 

 

 

 

モーちゃんが助けた人は…

物語はモーちゃんがハゼ釣りに行っていたときに

ある一人のみすぼらしい男性に出会います。

 

どうやら男性はある島を目指そうとしたのですが

お金がなかったがためにそれを果たせなかった模様。

そんな不憫な男性に優しいモーちゃんは

食べ物(大きなおにぎり)と少しのお金をあげたのです。

 

その行為をハチベエはバカにしましたが

それからしばらくあと、

連絡先伝えていたのでモーちゃんのもとに

男性から電話が入るのです…

 

感想

この電話がすべての始まりですね。

それとともに因縁深い探検への道となります。

 

その男性は再開できたはいいものの

手負い状態だったのです。

 

何とかして三人組(夜だったのでモーちゃん単体では出られず)は

彼を救おうとしたのですが

救急車を呼んだものの

忽然と男性は姿を消していたのです。

 

なおどうしてかは後半で明らかになります。

実は今回探していたお宝は狙っていたのは

三人組だけではありませんでした。

 

その巨額であろうお宝に目をつけ

他の人間(悪い大人)も動いていたのです。

 

まあ察しのいい皆様はこの悪い大人が

どういう風な輩かはお判りでしょう。

 

無論彼らはなんとかして宝を手に入れようと

三人組に目を付け、宝の位置を

聞き出そうとするわけです。

 

ま、だけれども三人組は今まで様々な困難(?)を

切り抜けてきているわけなので

そんなやすやすと彼らの掌中にははまりません。

 

隙をついて彼らから逃げることができたのです。

だけれども…

 

ここから先は読んでくれると面白いんだな。

実はヒントとなる文は私たちの視点だと

回答を見出せないものとなっております。

 

これすごい工夫だなと思いましたね。

 

おわりに

この本はモーちゃんのお姉ちゃんがファインプレーなのよね。

その文章がある種のものに関わっているんでねの?

と指摘してくれていますしね。

 

あとはハカセが調べ物をしていた時に

すらすらと読んでくれた先生。

確かにこれは小学生では厳しいかな。

中学になるとちゃんと読み方を教えてもらえるので。

 

終わり方も期待は持たせなかったのは◎