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【得体のしれない、モンスター】グレゴリイ・ベンフォード「光の潮流(上)」

ようやく毛刈りをしてきました。

やっぱり超短髪サイコーよ。

 

 

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グレゴリイ・ベンフォード「光の潮流(上)」

光の潮流(上)
グレゴリイ・ベンフォード

早川書房 1990年07月01日

by ヨメレバ

 

 

 

 

 なんか得体のしれないやつが、いるぞ!!

この作中には2つの視点が出てきます。

そのうちのキリーンではない視点に注目。

明らかにこいつらは名前からも、コミュニケーションの取り方からも

人間ではないな、ということを容易に推測させてくれます。

 

つまり…敵だよ、こいつ。

キリーンたち、ピンチでっせ。

 

感想

これでシリーズは残り2作品を残すのみとなりました。

ちなみに、この作品の後は少し刊行まで間が空きます。

なので本当は続けるつもりはなかったと思います。

(当初は4部作の予定でしたし)

 

何とか最大の脅威であるマンティスから逃れた

キリーンたち生き残りの人類。

ところが、どうやら彼らが目指す星に待ち受けるのは

得体のしれないモンスターみたいですよ。

 

なんというかね、なぜか思い浮かべてしまったのは

一応e-Sportsでもあるある領地争奪ゲームの

増えるのが早いあの種族です。

 

なぜそう思ったかというと

このメカ視点には彼女(?)が目の上のたんこぶとしている

何をしても優秀なやつがいるのですが

そいつに関しては六本脚のエリートなんですよ。

 

脚表記になっている自体がなんとなくね。

しかも粘膜とかも出てくるし…

なのですごくそのゲームのそいつらを思い浮かべてしまいました。

 

ちなみに人類側の描写は

今回そんなにヘヴィーなものではないです。

だんだんとキリーンの統率力はキャプテンと言えども

弱くなってくるのが後半に連れて明白になり

愛するものもその指示に関しては異を唱えるからです。

 

まあ、長らく状況が膠着状態だと

どうしてもそうなってしまいますよね。

まあ、キリーンはヘタ…といえばそうとも取れますしね。

 

散々アスペクトたちにも叱咤されていますからね。

 

それと…気になったのが終盤キリーンが

あるいきさつで出会う存在(メカじゃないよ?)

これ、たぶんだけど1作目に出てきた割と危険な連中だよね?

 

確かにキリーンたちとは同じ人類だけど

何かそこに危険な感じを覚えるんだよね。

とりあえず今のところは大丈夫だけど…

 

 おわりに

上巻ということで含みのある終わり方ですね。

これからどうなっていくのかねぇ。

当初は4部作だったでしょうからその終わり方も

よく読んでおこう。

 

おしまい!!