超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【最凶美少女、登場】火浦功『日曜日には宇宙人とお茶を』

明日はお休みになる可能性が大きいな。

珍しく身内からリクエスト物きた。

サイクル満たすときにでも読んでおくよ。

 

 

 

 

火浦功『日曜日には宇宙人とお茶を』

日曜日には宇宙人とお茶を
火浦功

早川書房 1984年07月

by ヨメレバ

 

 

 

 

あるマッドサイエンティストの取材に

だけれども肝心の取材したい人はすでに亡くなっていて

その孫娘が出てきたでござる。

 

だけれどもその孫娘もまた

強烈なマッドサイエンティストだった件。

開発物は全部が全部「やばい」

やばいとしか形容できないのがつらいところ。

 

今日も猫又ジャーナルのメンツ

(山下、サトル)はみのりに翻弄される

実に、実にっ!!かわいそうな日々を送る羽目となったのです。

 

感想

もうさ、猫又ジャーナルの面々の扱われ方の

かわいそうも越して哀れになってしまうというね。

 

25年後の猫が丘に行こうとしたら

マッドサイエンティストの特性からもちのろんのこと

思っていた場所に行くことができず、

インディアンに遭う羽目になったり

ジャングルに行ってしまうことになったり

果ては…

 

えげつない時代にまでさかのぼりよったな君らは…

しかもこんなに天才的なメンツでも

あの不幸は返ることができなかったのかい!!と小一時間よ。

 

でもそこは始祖の場所でもある訳だから

そこでみのりやらサトルたちがバカをやったら

そもそも私たちの存在は全否定されちゃうからね…

だから手ェ出さなくてよかったんだよこれは。

 

まだまだこんなひっどい作品はいっぱいありまして

というかひどい(誉め言葉)の作品しか出てこないのよ。

ありとあらゆる空間が狂ってしまうので

ドアの向こうがヘンテコな場所へとつながったりするし

用具入れまでもヘンテコな場所に行ってしまうわけで

 

これってあるゲーム(PS時代の超絶ヘンテコゲー)を

彷彿とさせる感じでなかなか面白かったです。

そのPSの作品も変な空間に行ったりと

楽しかったけど、何をしたいかはわからなかったんだな…

 

あとベターな宇宙人侵略もあります。

侵略しに来たぞ!!という割にはこいつら

どーもやっていることがあまりにもバカすぎるのよ。

 

挙句の果てにマッドなみのりちゃんに

危険な武器(?)を使われて

彼らの宇宙船があっけなく壊れるという

憂き目を見てしまうわけで。

 

でも実は1つだけみのりちゃん、まともな仕事をしているのが

この作品だったりします。

ちゃんと彼らの宇宙船を直してあげているからね。

 

でもその後がシュールなのよ。

やめて、あいつが3000人いるのは勘弁して!!

 

おわりに

猫又ジャーナルとみのりちゃんの出会いの作品や

ある試験を受けるみのりちゃんの作品等

イラストがシュールな作品もあります。

 

あの絵だからこそできるの。

リアルだったら批判たらたらだからね。

(ちなみに豪華な方がイラスト書いています)

 

もう1冊あるから読むね。

(4冊あるけど1冊は合本版、もう1冊はゲームブックのため割愛)