超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【その不思議は現実と化する】那須正幹『ズッコケ三人組と学校の怪談』

ずっと走り続けなければならないね。

うん、いやと思うこともままある。

でも、続けないといけないんだよ。

その先がある日には限りがあるからね。

 

 

 

 

那須正幹『ズッコケ三人組と学校の怪談』

ズッコケ三人組と学校の怪談
那須正幹

ポプラ社 2000年06月

by ヨメレバ

 

 

 

 

七不思議、作っちゃおうか!!

七不思議がないのならば僕たちで作ってしまえ…!!

 

そんな子供ながらの純粋な発想が

この時悲劇をもたらすとは知りもしなかったのです。

 

そして、それは小さな異変からはじまり

やがて、学校中を揺るがすほどの

大事件へと発展するとは…

 

後ろ、振り返るなよ。

 

感想

まあ時期は外れているからシーズンにとは言わないか。

実はこの本を読む前にもしかして幽霊案件がありまして

なんかタイムリーなんですよね。

(あまりにもヘンテコな状況だったので幽霊かと思った案件

なお現実の人が関わっていましたけどね)

 

隣の花山第一小学校には七不思議が存在するのに

なぜか第二小学校には存在しないのです。

 

まあ子供心には、ちょっとそういうのって

うらやましく感じちゃいますよね。

例にもれず、六年一組の面々も

そう思ってしまったわけですよ。

 

作った七不思議、いや八不思議には

ありえないだろうと思うやつもあります。

われらがモーちゃんが考え出した給食にまつわるお化けとかね。

 

ここで、七不思議やらの法則を知っている皆さん

もう危険フラグをぶち抜いたのはお判りでしょう。

そうです、やっちまいやがりました。

なので、これら、発動決定!!でございます。

 

最初はトイレのおじさんお化け登場。

その次がモーちゃん発案給食のお化けです。

なんで変な場所に給食があったのか…

まだこれぐらいはライトです。

 

ですが…

次の怪奇現象は

実際にそうではないものの、すでに七不思議を目にした(?)

みんなはそんな現実はもはや眼中になく

もうパニックとなってしまうのです。

 

そしてついぞ、いっちばんやばい状態が

第二小学校を襲うことになります。

 

今回ばかりは本当にマジヤバ案件となっており

学校の先生がこの被害に遭っています。

しかもこの幽霊はだんだんと学校に迫ってきており

このままだと学校を幽霊に乗っ取られて(!!!)しまいます。

 

もちろん、このまま物語が終わるわけではないですからね。

そしたらこのシリーズここでジエンドだから!!

この感想のアイデンティティー全否定だからね!!

 

実はこの七不思議は歴史を一部繰り返していたのです。

20年前にも同じようなことがあって

ほとんどの不思議がそれと被っているのです。

ただし部分的に違ったりはします。

 

実は今回のMVPはまたもやハカセ君。

幽霊を消し去る決定的な手段を

見つけていたのですよ。

 

ヒントはこの学校の一部の名称に関して。

ここの「ある種の違い」を利用して

彼は解決したんです。

頭さえてるな…

 

おわりに

この作品、児童書だからと油断すると

終盤の先生が襲われているイラストと

その化け物に立ち向かうハチベエたちのイラストが

なかなかにシュールなのでゾッとさせられます。

 

それとラスト数行。

…おわかりいただけたであろうか。

 

どういうことかはこの本を読んで確かめてみてね!!

多分ああ!!と思えるはずだから。

 

 

おしまい