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【意外に誤用しているかも?】国広哲弥『日本語誤用・慣用小辞典』

明日は遠征に行きます。

ちゃんとエコバック持って行こう。

そんなには買わないけど

持っていくに越したことはありません。

 

 

 

 

国広哲弥『日本語誤用・慣用小辞典』

日本語誤用・慣用小辞典
国広哲弥

講談社 1991年03月01日

by ヨメレバ

 

 

 

 

当たり前に使っているけど

何気なく書いたり、しゃべっている言葉。

その中には誤った表現というのが

時に見受けられる場合があります。

 

そんな例を数多く扱っているのが

この本です。

 

内容は古くなってしまっていますが

本来の意味、というのを知るのも

また面白いと思いますよ…?

 

感想

時点と聞くと身構えてしまいがちですが

一項目当たりの分量は少なめで

後半に至っては半ページしかないものもあります。

 

驚いたのは新聞でも誤用が見つけられることですね、

これはとても意外でした。

なぜならば彼らは誤用とかそういうのには

厳しくチェックを入れていると思ったので…

 

結構使われている言葉の意味合いが

本来の意味を調べるとアレなものもあります。

それが「むしゃぶりつく」

 

これは食べ物に使うのはふさわしくない表現の様です。

なぜならば本来ならば激しく抱き付くということです。

ん、これ表現ライトにしてないか?

 

正しくつかわれている例文を見て

うっかりそのあとを想像してしまったのは秘密です。

だって例文が男女の「むしゃぶりつく」になっているんだもん…

(ろくなこと中の人考えてねーな)

 

あと笑ってしまったのは

座薬ですね。

座って飲む薬ではないですからね。

(例文にはそのやらかしをした人の例が出てきます)

 

これは本来の感じの坐薬にして

その意味を知るとそういう薬だとわかります。

穴にもぐり込ませる…はい、そういう薬です。

ありがとうございました。

 

中の人はろくなことを考えていないと

ツッコむのはいけませんからね。

こういう人間なんですよ、仕様でございます。

まったくもって成長のカケラもございません。

 

一応誤用が慣用になって例も挙げられていて

サザンカに関しては初めて知りましたね。

本来はサンザカだったそうです。(漢字は山茶花)

漢字で書くと確かにそうだわね…

 

もうひとつはこまねく。

私もこれ使ってるわ、慣用になっていた言葉なのね!!

本来使い方は「こまぬく」となっております。

これはこの本を読まなければ知らずに終わってましたわ!!

 

ほかにもへーとかふーんとか

ある官能小説家のディスはあんまりだという

思うことが出てきますね。

 

最後のそれ?読めばわかりますって。

面白い言葉が使われています。

でもその言葉は見慣れないけれども

使い方としては間違ってはいません。

(ただし本人がそうなのかは別)

 

おわりに

この本は古いので

ここで紹介されているものの中にも

すでに慣用語になっているものもあるかもしれません。

 

調べるにも時間がかかりますので、

私は調べません、調べる気もありません。

だったらいうなと小一時間…

 

文章の量がちょうどいいので

サクサク読めて、面白い本でした。