超雑読と趣味と

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【厄介な痛みはどこから?】古井倫夫『頭痛の話』

明日も免除だね。

あるアスリートさんを見習って

ある習慣を追加しました。

意外に効果ありそうね。

 

 

 

 

古井倫夫『頭痛の話』

頭痛の話
古井倫士

中央公論新社 2005年02月

by ヨメレバ

 

 

 

 

その痛みは行動の妨げになる

私は残念なことに、結構話題とされている

片頭痛に関しては持っておりません。

 

だけれども本当にこの頭痛は厄介で

日常に著しい支障をきたしたりと

対策をしなければ大変な日々を送ることに…

 

その一方で意外だったのは

一番多いであろう頭痛が

案外あまり知られていないことかな。

 

…そんなことを書いている私は

ある状態になってから

ほとんど頭痛とは無縁になってしまったんですよ。

 

感想

A:筋トレをやり始めたら肩こりとは無縁となったから

これに尽きます。

 

肩こりがあった時代は一番多い頭痛の

緊張型頭痛にけっこう苦しめられていました。

吐き気を伴う代物だったので結構重傷だったと

個人的には思っています。

 

今はほとんどありません、

というか最近1回だけありましたが、

ある重たい負荷をかけられる道具を使い始めまして

それに伴う筋肉痛がもたらした上記の頭痛でした。

(治ったらもう起きなくなりました)

 

片頭痛は本当治療薬があっても

ある薬が開発されるまでは大変だったんですね。

 

服用タイミングがとってもシビアな薬で

ドンピシャにならないと効果を発揮しないという…

何のための薬なんでしょう?と他人事視点で

思ってしまったやつですね。

 

それに由来成分が結構危ない(昔中毒を起こしている物質)ので

既往症を持っている人だと処方がしづらかったようです。

 

意外だったのは頭痛の処方薬には

ある種の弛緩の薬が処方されることでしょうか。

まあ、その薬ね、しょっちゅう悪用されて殺人案件が

ありましてね…ええ昔々に…

 

まっとうな視点でまっとうな視点に使えば

ちゃんとした効能をもたらし、患者さんの

生活の質を向上できるのに…

だからこの薬はあまり聞かなくなったように思えます。

 

それと最後の、遺伝が原因で出てくる

頭痛というのが印象的でした。

ある一定数の家系で頻発する片麻痺を伴う片頭痛があります。

 

いわゆる常染色体優性遺伝という

なかなか厄介な遺伝形式なんですよね。

しかも治療法を調べた限りでもなかなか難しいという。

 

少し調べただけでも「いまだに」明確な治療法が

確立されていないところをみると

頭痛というものは難儀なものだなと感じました。

 

おわりに

本感想文では触れませんでしたが

この本はまだある種の薬が出てなかった時代の本なので

ある「成分」に関しては希望的な書かれ方をしています。

 

ところがです…その成分は数多くのアーティストを

死に至らしめる依存性の強い悪魔の成分でした。

日本ではさほど広まらなかったのは制度の違いでしょうね。

アメリカだと割とそういうの甘いみたいで…

 

オピオイド…ある白人ラッパー2名を

死に至らしめた成分です。

特に1名は好きだったから頭抱えた記憶があるよ…