超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【色々楽しめる問題作】ウィリアム・ギブスン『フューチャーマチック』

 

デトックスが最近はよくできています。

これでいいのだよ。

 

 

 

 

ウィリアム・ギブスン『フューチャーマチック』

フューチャーマチック
ウィリアム・ギブスン

角川書店 2000年05月

by ヨメレバ

 

 

 

 

途方もないことが?

それはとんでもない出来事の始まりに

すぎませんでした。

 

あるものの後遺症によって

恐ろしいものが見えてしまうようになった男。

それに群がるように人々がよっていき…

 

感想

…ごめんね。感想書くの頓挫してもいいですか(オイオイ)

それぐらいに明確な感想を書くのが困難なんだわ。

 

元祖のあのシリーズはまだ感想を書く余地は残されてたけど

この橋シリーズに関してはそれを書く余地すらないんだよね。

 

世の中の本には感想をかこうとするとたっぷりかけるものがあったり

私の少ない脳みそを超絶ひね繰り返さないと

書けない代物もあったりします。

 

これに関してはね、あえて著者がそれを書くのを

許していないのでは?と思うほどに書きようがないんだよね。

本当に困ったことにね。

 

ただし、この本で通して語られる

結節点の災禍(?)に巻き込まれる一人の少年の視点は

必見だと思うのだよね。

 

彼は何らかの理由で言葉を失っています。

それが障害なのか、精神的なものなのかは

本文中では語られません。

 

出生に関してもほとんど触れられないからね。

 

多分メインはライデルとかレイニーではなく

この子だと私はにらんでいるんですよね。

周りが終盤の橋の火災等で壮絶としている中

彼だけはなぜか普通然としているんですよね。

 

今回の結節点は確かに周りの人に多大なる影響を与え

橋の火災等恐ろしいまでの破壊をもたらしました。

だけれどもその中でもまだ希望をもたらすような描写に

見えたのは気のせいなのかな…

 

おわりに

今回はあまり表現するには難しいため

著しく文字数は少なくなっております。

あしからずご了承ください。

 

だけれども読み終えてこの本がダメかというとそうじゃないんだ。

ただし、従来概念で読んでしまうと相性はすごく悪いと思うの。

感じる作品、と言ったほうが早い気がします。

 

ちなみに翻訳者が亡くなられたため

この次の三部作のうち三冊目が未訳になっています。

本当に残念だなと思います。

 

ちょっと毛色の違う作品が好きならば悪くないと思うよ…?

 

おわり