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【住んでいるのに知らない、この地球という存在】平朝彦 徐垣 末廣潔 木下肇『地球の内側で何が起こっているのか?』

明日は遠征の方になる見込みです。

まあ今規制かかっていて

あるもの分の荷物は免除となっています。

 

 

 

 

平朝彦 徐垣 末廣潔 木下肇『地球の内側で何が起こっているのか?』

地球の内部で何が起こっているのか?
平朝彦ほか

光文社 2005年07月

by ヨメレバ

 

 

 

 

どうして地震は起きるのか?

この本の始まりは

あるバンドメンバーの命を奪ってしまった

スマトラ沖の地震について触れています。

(この方が亡くなったためそのバンドは解散の憂き目を見ています)

 

途方もない距離の断層が動いていたことに

ただただ驚きました。

(1000kmも動いていたんだよ、驚きだよね!!)

 

そしていまだによくはわかっていない

地球の内部について触れられていきます。

 

感想

前書きが変だって…?

これ事実なんだ。

一応私の好きなジャンルということで。

 

ある途方もない説が一人の男性によって提唱されました。

もともと各々の大陸は一つだったのでは?と。

 

しかしながらその説は、あまり注目もされず

その当時は終わってしまうことになりました。

 

しかしながら技術の進歩により

この説は再び脚光を浴びることとなるのです。

 

よく聞く大陸は年4cm動いているというアレです。

それも年月が積み重なれば…ですよね。

技術の進歩はこれを証明する結果となったわけです。

 

さらに掘削船が作られたことにより

より調査の幅は広がることになり

いろいろな事実も見えてくるようになったわけです。

 

その作られた船はアメリカ主導でしたが

ほかのさまざまな国も参加しており

そこにもちろん日本もいたわけです。

 

その調査には

プレートテクニクスたるものの調査があったのですが

その調査の顛末がなかなかカオスで。

 

結果的に2111mで掘削をやめなければならなかったのですが

その理由がポテトチップス上の岩石のかけらが出てくるようになり

結果掘削装置が詰まったから…

 

ポテチ上の岩石、オソロシス…

無論装置は放棄せざるを得なくなり

その悪魔のような孔は

Destroyer(破壊王)504Bと呼ばれたそうな。

 

ちなみにですが日本にこういう船があるの、

ご存じでしょうか…

 

実は稼働予定年が2012年(当初)だったので

おそらくあの災害の影響はモロ食らったでしょう。

なので影が薄くなってしまった、悲しき船なのです。

 

運がなかったとしか思えないんですよね。

設備的にも実験の効率化を促進する

システムなんかも入っていてハイテクなので

注目間違いなしなはずなのに…

 

なお私はSNSで取り上げているアカウントがあるので

その存在は知っていましたが

詳しくは知らなかったんですよね…

 

おわりに

少しばかりレベルが高いかな…

地学をそこそこやっていれば読める程度ですが

不得手な人には読むのはつらいかな…

 

触れなかったけど面白かったのは

恐竜の絶滅に関して。

調査によってある物質が多いだけでも

原因って推測できるものなんですね…

(直径10㎞の天体の衝突が原因とされています)