超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【なかなかえぐいの】那須正幹『ズッコケ愛の動物記』

明日雨降ってくれると嬉しいな。

水曜日と日曜日は原則時間が詰まってるの。

たまにキツキツじゃない日々を送りたいぜい。

 

 

 

 

ズッコケ愛の動物記
那須正幹

ポプラ社 2001年06月

by ヨメレバ

 

 

 

 

モーちゃんがすべての始まり

モーちゃんはある日、鳴き声を聞きつけました。

その先には子犬が捨てられていました。

 

なぜ捨てられていたか…

それは雑種で、かつ雌犬だったからです。

 

だけれどもそのまま捨ておくこともできない…

彼は秘密の場所で飼うことにしたのですが…

 

感想

もうね、この感想書こうとしている時から

怒りがふつふつと湧き出ているわけですよ。

 

そりゃあそうです、私一応ですが

生物関係の学校行っていましたので。

それ故にこのような戯言を垂れる人たちが

とっても許せないのですよね。

 

恐らくこの時代は今のように

当たり前のように去勢、避妊なんて言うことが

行われていなかったからでしょう。

 

そのためにこんな痛ましい出来事が

あったと聞きます。

 

ちなみにですが猫に関しては

今回悲しい結果となりますので

猫好きな方はこの巻は避けて通ったほうが

いいかもしれませんよ?

 

それと犬のほうは冒頭の通り…

犬ってそういえば

割と去勢避妊少ない気がするんだ。

 

これがなぜだかわからないんだよね。

面倒だからなのかな…

おそらくあの習性のせいか?

 

でもその場合でもどちらの飼い方でも

それはリスキーなような気がするんだよね…

(犬のある習性は特殊だからかな)

 

まあそれはさておいて

そんな大人のエゴの犠牲者+なぜか増えた動物(?)

も加わり使われていない工場での動物飼育は

幅が広がっていくわけですよ。

 

だけれども、そんな矢先に

とんでもない出来事が起きてしまいましたね。

 

そう、予想はつくでしょうが

工場の買い手がついてしまい

花山動物園予定地は撤退をしなければならなくなったわけです。

 

なのできちんと譲渡先とかを探さないと

いけないわけです。

一旦手をかけたら最後まで、どの形であっても

幸せにしないといけませんからね。

 

まあ言うまでもなくまあごく一部を除いては

ちゃんといい形とはなりましたけどね。

ただある種問題のある形のやつも

含まれていることだけはお伝えしておこうと思います。

 

それは悪と感じるでしょう。

私もそう感じます。

 

だけれども、そのまま飼育するリスクを考えると…

そうせざるを得なかった信彦の気持ちは

わからんですよね。

 

本当は人もはっきり言えば動物なのにね…

 

おわりに

生き物を飼うことは最後まで面倒をみるということ。

最後の一部に関しては本来やってはいけないことですからね。

 

あとがきの人のそれもね。

 

うん、本当に人って勝手だね。

私も勝手だけどここまで堕ちたくはないぞ。