超雑読と趣味と

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【娯楽と忠実の塩梅】島野功緒『時代劇の色気』

明日からまた行かないといけないね。

体を動かさない日も大事。

でもきつくても動いている日は好き。

 

 

 

 

時代劇の色気
島野功緒

講談社 2007年08月20日

by ヨメレバ

 

 

 

 

時代劇を支えたものたち

一応時代劇はある程度は見ていましたね。

まあ今でこそ楽しめるものを見ることができるので

よいのではありますが

昔はトラウマでありました。

(その理由は話しません)

 

そこには様々な俳優さんも出てきていましたし

様々な作品もありました。

よい作品もあれば、そうでない作品もね…

 

感想

たまにある新書の悪いところが少し出ていますね。

タイトル相違かな。

魅力のほうが正しい気がするんだよね。

いわゆるサムネ詐欺と同様だからあまり好ましくないやつね。

 

あと、割と著者の私見がきついなと私は感じました。

確かにある程度の地位の事実は必要でしょう。

場合によってはそれがちぐはぐでえらいこっちゃに

なる場合があるのですから。

 

ただし、著者のその意見をがっつりと入れた場合に

消え去ってしまう時代劇作品があるんですよね。

「水戸黄門」ね。

 

これは確か今は亡きムダ知識の番組で

取り上げていたのだけれども

驚くほど短い距離しか旅に出ておらず

漫遊なんて言う言葉はみじんもないですからね!!

 

それに、あくまでもこの作品はフィクションであるのです。

だからあんまりにひどいのはさておき

こういうのはいけないのでしょうが

よい作品はよいということでいいのではないかな。

(その感じ方は個人差ですし!!)

 

ただし違和感を感じた中にも

1個だけある有名時代劇のある方に関しては

本当に良かったなと思います。

 

もうその方は残念ながら亡くなってしまいました。

今もいないのが信じられないぐらいですよ。

 

この作品は原作者の方が

原作から広げないでほしいといった作品なんですよ。

だからこそある局の制作なのに関わらず

本当にどの作品もいいのです。

 

CSで見られますが本当よきなんですよ。

 

もしも著者の意見がつらいなと感じたら

一章だけでも読んでおくと面白いかも。

 

これだけでわかりづらいなと感じがちな

時代小説における時間に関して

ああ、と思えることでしょうから。

 

で、時間を告げる人は民間人だったことにも

驚きでしたね。

てっきり役人だと思っていたのに…

 

それと地位によっては彼らの給料は

現代換算すると結構もらっているようよ!!

それと当時のお金の価値も知ると面白いよ。

 

そりゃあ千両箱を盗んだら

えらい死に方をしなければならないだろうね。

その箱自体がえらい額入っているんだもん…

(目が点になると思う…)

 

おわりに

気持ちはわからないわけじゃないけれども

あまりに忠実にしすぎると冷めてくる場合もあるからね。

もっとも組まなさすぎも大問題だけど

 

難しい塩梅よね。

あと、著者さん、あの俳優さん嫌いなの?

本当何回ディスってたんだろう…

(まああくどいことしてたとは言うからね…)