超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【あの事故は不可避だったのでしょう】中尾政之『続々失敗百選』

試験的にあることするか。

ただな、この筋肉ゴリラ

作法的にやっていたんだけど大体着用数時間で

脱いで終わるんよ。

 

 

 

 

中尾政之『続々失敗百選』

続々失敗百選
中尾政之

森北出版 2016年02月27日

by ヨメレバ

 

 

 

 

あの災害にも…

この本はある災害について大々的に扱っています。

 

今回は赤字警告表示は避けますが

それらにトラウマを持っている人はトラウマを惹起させる

可能性が否定できませんので手に取るのはおやめください。

 

ですが…この本の副題となっているある事故も

かの震災で犠牲の面で大々的に取り上げられた

あるところも、実は「ちゃんとしていれば」

防げた案件かもしれなかったのです。

 

歴史にifを出すのはベターではありません。

ですが、そうだったのは事実でしょう。

 

感想

今回は暗いテーマとなっています。

そんな私も実は、

あの災害で親戚を2名亡くしています。

 

その中の例が失敗学として出ています。

その予想値をそのまま出したがために

回避できず…のケース。

 

はい、うちの親戚の一人、

それで亡くなっています。

まさしくその退避行動をとった結果

衰弱死という形で亡くなっています。

 

はっきり言ってその場所は高台退避すら

困難な場所でした。

周りに高所が一切ないのです。

せいぜい1か所のみでしたね…

 

なのでその情報を信じた結果…

親戚は亡くなりました。

 

もしもきちんと正直な情報を出してくれれば

助かったかもしれないのですよ…

 

この避難に関してはよいケースと悪いケースが

それぞれ紹介されています。

悪いケースはね…あの訴訟案件です。

実は失敗する素地があったんですよね。

 

どうしてあんなことになったのかと思ったら

そういうことだったのでしょうね。

 

実はよい対処をした人がこのケースでいたのですが

その方はやはり病んでしまったといいます。

そう思うと命を守ることは自分の考えを持つこと。

それしかないんですよね。

 

そしてある番組を実質終わらせた

あの事故ですね…

 

これも申し訳ないけれども

「起こるべくして起きてしまったケース」

しかも原因は複数ありすぎて頭抱えるぞ。

なシロモノです。

 

つまり企業体質もそうですが

類似ケースも実は別のところであったわけなのです。

 

もしもそれがきちんと踏襲されていれば

もしかしたら…回避できたかもしれないのです。

if表現はいけませんけれどもね。

 

この本はエンジニア向けの本です。

なので専門用語が非常に多いです。

でもね、それを飛ばし飛ばし読んでも

理解できるとは思うんだ。

 

まさかを避けるためにはアンテナを張り巡らせないと

いけないということ。

それをやってもやはり事故はあるけど、低減はできるということ。

 

おわりに

割と私情が紛れてしまいましたね。

調べた結果、確かにそうでした。

多分仕事上ラジオはついている家だったはず。

だからこそこの事実は知りたくなかった。

 

暗い話ばかりじゃないんだ。

実はね、この中の人いい人すぎるのよ。

当人は二流教授言っているけれども

(一流教授はノーベル賞とか、多くの成果を残せた人らしい)

こういうのは目立ちづらいけど構成に確実に残るの。

不変なのね。

 

それとちゃんと学生さんを真摯に見ているのが

ひしひしと伝わってくるんだ。

こんな教授さんがもっと増えてくれればいいね!!

なのでハートは間違いなく「一流教授」です。

 

あ、先生、モレスキン激推しやめてね。

まだ記録媒体余ってるから。

使うけど消費が追い付きませんので!!

(工業デザイナーの部分、面白いですぜ)

 

 

おしまい