超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【その情報は真か】塩田武士『歪んだ波紋』

 

8月か。あっという間だね。

しっかり頑張ったから充実していたわ。

今月も充実させるよ。

それで大切に思える人が笑顔になるなら。

 

 

 

 

塩田武士『歪んだ波紋』

歪んだ波紋
塩田武士

講談社 2018年08月09日

by ヨメレバ

 

 

 

 

真ではない情報は…

今はネット社会です。

否が応でもそういうものに関わるときには

様々な情報を目にすることとなります。

 

あなたが見ているその情報は

「真」の情報でしょうか。

全きにおいて?

必ずしもそうとは言えないと思います。

 

もしも「フェイク」の情報により

その情報の中で矢面に立たされた人は

どうなるでしょうか?

 

大体想像がつきますよね。

今回は、そんなニセ情報と

それに関わるものたちの連作集です。

 

感想

大変にヘヴィーな作品でした。

タイムリーな話題でそれによる犠牲者が出ているからこそ

よりこの作品は重く、そして心に響いてくるのだと思います。

 

ちなみにこの5つの作品は必ず最初の作品を除けば

その読んだ作品(だんだんと数が増えていく)の関係者が

顔をのぞかせることになります。

 

かつての上司だったとか、同僚だったとか…

そのような形でですね。

 

中にはフェイク情報にはかかわっていなかったものの

情報を得るために行ったある種のことで

事件のもみ消しの該当事件の現場に自分の身内が

いてしまったという不幸なケースがあります。

 

もうこれは実質現代では「詰んだ」も同然です。

野次馬たちは本当容赦がないですからね。

その事実が出た以上、情けのない非常な仕打ちを

該当人物どころでなく、近しい関係にもぶつけますから。

 

私はこの風潮は嫌いですけれどもね。

なのでデカいニュースが来ても情報をなぞる程度で

凸なんて愚かしい行為何ぞ絶対にしません。

 

結局そういうこう言って刹那でしかないんです。

その場限りのなんちゃらですからまた獲物を見つけるのです。

そんな物事の発散の仕方、あまりにも哀れでしょう?

 

だけれどもこういうことになっているのは

様々な事情もあるけれども…理解はしたくないですね。

 

あとは真の黒幕(たち)に関しても触れましょうね。

これ一応フィクションですけれども、ないわけではないです。

ここまでハードではないものの、個人レベルだったら

無茶苦茶ありますよ、しかも報道関連ではないにしろ

それに近しい感じの人たちがやっていますから。

 

それをさも当然にやられてしまったら…

現実にプロである三反園ですらある種の「優越感」という名の

すっぱ抜ける情報に踊らされてフェイク記事を載せてしまう

愚行に堕ちてしまったんですからね…

 

こういうのってどうすればなくなるんだろうね。

ファクトチェックすればいいとは言うけど

本当これは手間が無茶苦茶かかるし

なにせそれすらも信用できない場合が(某SNS参照)

 

困ったもんだな。

 

おわりに

この本がほぼノンフィクションだと思ったのは

親父の機嫌取りという名のあるメディアの記事出稿ね。

まあ察して(笑)人によっては必ず見ていると思うよ。

 

道理であそこ、ロクな記事ならばんなと思ったら…

そういうことなわけです。

なので本当に情報信憑度1%程度で見たほうがいいと思います。

 

おしまい