超雑読と趣味と

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【あの調味料…大事よね】蝉川夏哉「異世界居酒屋『のぶ』四杯目」

明日も行くのはおそらく確定だけど…風強いんよ。

だから重装備のフリース着ていかなな。

 

 

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蝉川夏哉「異世界居酒屋『のぶ』四杯目」

異世界居酒屋「のぶ」四杯目
蝉川夏哉

宝島社 2015年12月

by ヨメレバ

 

 

 

 

その調味料…もしかして。

癒し系異世界小説も4冊目突入となりました。

どうやら新刊も出たので読める日を楽しみにしたいと思います。

 

さて、今回ですが

なんと、異世界のどこかにのぶには必須であろう

ある調味料があるという噂が流れてきました。

 

ただし、どうやらそれがあるのは古都ではない模様。

遠い別の国でそれがあるという情報は

ちらっと出てきていますが…

 

感想

ここにきて結構大きな展開が待ち受けていますね。

その調味料があるということ=ノブたちの世界軸からきている

といっても過言ではないわけですからね。

 

一応明かしておきましょう。

それは間違いなく、ノブたちの世界軸からきている人で

相違はありません。

しかもいる歴からすれば彼らよりもずっと前から

この異世界に迷い込んできたようなのです。

 

というか実はその御仁、実はすでにのぶの噂を聞きつけているのです。

何せ胃袋をつかんで離さない能力を持つ

異例の居酒屋ですよ?

そんなのが古都以外の場所でも出てこないわけがないでしょう(笑)

 

現実に古都以外の方から

密偵という名のもとの安否確認(!)にくる

密偵さんもいるんですからね。

(すごく文章上からシリアスな場面はあるけど

最後はただのほっこりです(笑))

 

ただこの密偵、実は隠れているつもりでも

なぜかシノブにはばれているんですよね。

これ看過できるシノブちゃんっていったい何者なんだろう…

そう思うとかつていた世界ではすごい子だったんだろうな。

 

そして、ついにあの調味料と終盤、

出会うこととなります。

というか、作っているご本人様登場するんですよ。

 

なぜかはここでは一応伏せておきます。

それと彼がなぜこの世界軸に来れた理由が

明かされます。

 

それがなかなか面白いんですよね。

現実のこの世界にも人が消える、ということがあります。

実際にぷつっと消えてしまう人も一定数います。

 

もしかしたら本当に異世界に連れていかれたかも…

そういうドアを見つけたのかもしれないと思うと

ちょっと興味深いですね。(多分それは証明できないでしょう)

 

ただしそのゲートはのぶのそれとはちょっと違うみたいで…

 

おわりに

メインはやっぱり調味料の件ですが

日替わり定食ができたり弁当までもできたりと

何気にのぶの進化はとどまるところを知らないんですよね。

 

それと同時に世界観の違いも痛感しますね。

ハムカツにつくキャベツの違いですね。

そう、千切りはないですもの!!

 

最後には究極のほっこりが待っております。

いつもは強い男がそうでないシーンもあるので

楽しめると思いますよ…

 

おしまい