明日雨がひどければ毛刈りに行こう。
重たいのよね。
ズッコケ妖怪大図鑑 ポプラ社 1996年10月
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粗相をしたら…?
ハチベエはまあまあいろいろと残念なので
ばちが当たるような粗相をしていると
その粗相を叱ったおじいさんがいました。
だけれども、その時にいたほかの二人は
そのおじいさんを見ていないというのです。
ハテ…?
その怪奇現象は、
あるものが引き起こしていたのでした。
感想
これは結構死活問題になっているのよね。
最初の旧館での足跡事件から端を発した
これらの怪奇現象は
やがて新館の6号館での恐ろしい事態まで引き起こします。
何せ馬のようなやつらが出てきてるんですから。
しかも立ち退きを要求しているのです。
何がなんやらですよね。
この前に三人組+1はこの怪奇の正体を確かめに
旧館へと乗り込むのですが
とてつもないなにものかに追い出されて
池にドボンしちゃうんですよ。
確かに室内に入っているはずなんだけどね…
本当何かに化かされている感じです。
これは何かあるなと思った
ハカセとモーちゃんは
図書館にミドリ市の歴史を
調べに行くわけなのですが…
そこでタクワン先生に出会うんですよね。
そしてこのタクワン先生が
これらの事件を解決するカギにもなっているのです。
まあ実はどうしてこの現象が起こったかについては
あらかじめきちんとヒントが出されており
怪しいと思ったらやっぱりそうだった!!になるのです。
その理由には多少は同情できますが
だからといってそれに至った理由を正当化するわけには
いかないんですよね。
確かにその気持ちはわかるけど
それは八つ当たりにしか過ぎないし、
それで実害も出ているんだからね…
(現実にそれは小学校でも被害を受けてるわけで…)
三人組が行動を起こさなければ
もっともっとひどくなっていたことを考えると
やったことはかなり重罪だとは思うのよね…
(本当に人が消えてしまうので)
おわりに
読み終えて分かったのはさ…
妖怪より人の負の感情のほうがむっちゃ怖いということ。
それは昨今のことでもわかるでしょ?
人の悪意って予想以上に影響が出るの?
私からすればあれに手を出す人の理由がわからないけどね。
きっとそういう人は、今回の妖怪に手を貸した人のように
なっちゃってるのかもしれないわよ?