超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【壮大な命の物語】川又千秋『宇宙船∞号の冒険」

 

実に暑い日でしたね。

明日もきちんと行ってくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

壮大な生きる「意味」

遠い未来…人類は滅亡してしまいました。

たった一人の人類が寿命を迎えたのです。

 

彼が問うたことを解明すべく

人類が作り出した

アンドロイド…<われわれ>は

果てしのない宇宙空間へと旅立っていったのです。

 

感想

こんなにスケールの大きいお話ですが

ページ数は230ページ程度

あとがき抜くともう少し少ないです。

 

なんという濃さ、スケールのでかさでしょう。

しかも悲しきかな、なんで人類が滅亡したかというと

絶対不可避であるというか今も避けられていない

「戦争」なんですよ。

 

つまり戦いがだんだんと人を劣化させていき

子孫を残す能力さえも奪っていったのです。

その結果がイーラン・∞(メビウス)しか残らない結果に…

 

その最後の人が死んだときに

その問いに答えるために残ったアンドロイドたちの手により

宇宙船∞号が作られるのです。

 

ちなみに未来の文明はあって

過去のなくなった人たちはデータで保存されており

望むときに現実化されるのですよね。

 

その中にはクロマニヨン人までいたりします。

彼は絶大なる身体能力を

持っており、いち早く未知の存在を見つけて

教えてくれたりもします。

 

まあこう書いてあるのでちゃんと冒険中に

生命体は出てきます。

ただし、結構特殊な種族のもいて

地面にいないと死んでしまうやつもいるのです。

(持ち上げた瞬間に死んでしまう)

 

エネルギー源が地面にあるからなのですけどね。

大きい個体だと400年以上も生きていたりします。

 

あとは結構知るだけでもおぞましい種族が

かつて生きていたであろう惑星にも行っています。

アリ型種族で身長は1.3メートル…

現実にこいつは会いたくないなぁ…

夢に出てきそうだもん…

 

最後はこれはある作品のオマージュだろうね。

ある「存在」を待っている惑星というのがいます。

ただし、ここに関しては∞号の最終目的地ではないのです。

 

多分出てくるキーワードが

そのものなので間違いなく私の好きな方の

アイデアだよな…と思っています。

存在を待っていたの部分がおそらくな!!

 

そして最後がね…よいんですよ。

途方もない星暦を越えた先の

未知なる世界がね。

 

それは読んでからの、お楽しみ。

 

おわりに

おそらくお初な気がします。

前々から名前は聞いてはいたんですけれどもね。

国内SFはあまり触れないですからな…

(誉められたことじゃないです)

 

続きのもあるからまた読みますね。

 

おしまい