超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【異色の存在の没落】ギュンター・グラス『ブリキの太鼓 第3部』

 

明日も明後日も天候がよければ有酸素。

やっぱり動いている日はよいね。

 

 

 

 

ギュンター・グラス『ブリキの太鼓 第3部』

ブリキの太鼓 第3部
ギュンター・グラス

集英社 1978年09月

by ヨメレバ

 

 

 

 

オスカルが堕ちゆくまで

彼はつかの間の栄光を手にすることができました。

なぜかって?

封印していた太鼓の力を

再び解き放ったからです。

 

そのおかげである種のしがらみからも

解放されたのですが…

 

感想

長かったですね。

そして奇書としても上位にはいる奇書っぷりです。

こんなに解釈のしようのない本もあまりないですよ。

 

なぜそう感じるかと思ったら某所で

指摘してくれた人がいましたね。

比喩表現が多発しているということ。

 

最たる部分はこの物語の最後に当たる

「三十歳」の部分でしょう。

 

ある種の殺人の嫌疑をかけられた

(まあ殺したのは別人)オスカルは

ただひたすらに魔の手から逃げていくのです。

 

何かの影におびえながら。

 

一応この比喩表現はぜひ最後まで読み通してから

その表現を目にしてほしいので明確には言いません。

 

だけれどもそれがおそらくすべての終わり、

死を意味しているのではないかと推測しています。

 

もしくは彼が悪意なくというよりも

彼の力により不可抗力で亡くなったしまった人たちの

恨みなのかもしれませんね。

 

あまりにもその巨大な能力は

周りの人を犠牲にしすぎました。

「3歳の子供でい続ける」にはこれだけの犠牲を

払わないといけなかったのです。

 

ちなみにですが今回、なんとオスカル氏は

有名アーティストになってしまいます!!

そう、封印していた太鼓をまたやり始めたのです。

 

結果どうなったかって?

人のありとあらゆる機能を操ってしまうようになったんだよ!!

ついでに生理機能までいかれさせちゃうんだぜ?

まったく迷惑極まりない話だよなぁ!!

 

まあ逮捕の件はこれもありそうですけれどもね。

困難を野放しにしていたら大変だもん。

 

もっともオスカルは解放してもらえると

思っていたみたいだけど。

んなわけないわっ!!

 

ちなみに大きく目が出る前のオスカルが根城にしていた

酒場は超絶ユニークな酒場です。

なぜか無駄に高いところだけど

あるとんでもない手段で人を集めているのよね。

 

千波その手法を使うと、人が狂います。

XXXなことも平気でしでかすそうな。

そんな酒場っていやだなぁ…

 

おわりに

メインでは触れませんでしたがこの巻は

フェティッシュ、いや変●描写が大変に多い作品です。

特にオスカルのはサイテー最悪なやつです。

背筋凍るわよ…

 

今まで出会った本の中で

ある規制がメインの作品ばりに

奇書だったわよ…

(年号のあいつ)