超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【忘れていないかな、何かを】那須正幹『ズッコケ文化祭事件』

 

明日は急遽の予定。

急いで用事はすましてやる。

 

 

 

 

那須正幹『ズッコケ文化祭事件』

ズッコケ文化祭事件
那須正幹

ポプラ社 1991年08月

by ヨメレバ

 

 

主役をやりたい!!

ある人物(一人しかいないけど)の大変に不純な理由により

ある縁で童話作家さんの家に行くことになり

その時に台本を書く依頼をしたのです。

 

ですが、その台本が後々にとんだ悲劇を

もたらすことになるのです…

 

感想

これも割と児童書としては…になるかもね。

なぜかというと文化祭(小学校)の劇に

自由業の方々が登場人物の劇を

やってしまうからです。

 

自由業?あの自由業ですよ。

おいこれ以上言わせるな。

ブログ消滅させたくないんだよ。

 

ここでおかしいと思われることでしょう。

そうです、こんなのを童話作家の人が書くわけがありません。

 

ちなみにこの童話作家さんは一度は確かに売れました。

だけれども、そのあとの作品は鳴かず飛ばずの日々が

続いているのです。

 

どうやらそこにはこの童話作家さんの取り組む姿勢に

大きな問題があると思われるようですよ?

そこを純真な子供たちは見抜いていたのかも…

 

無論、そういういきさつがあるのでこの方に見せるわけにはいきません。

だけれども、こともあろうに担任のタクワン先生が

この作家さんに日程を伝えてしまったわけで

 

もうオワタ…でございます。

無論そのあとにトラブルがあったので言うまでもありません。

 

でもね、タクワン先生は

ちゃんと子供たちを守っているんですよね。

まあ、その愛というのはその時代の子供には

大体通用しないんですけどね。

(除くうちのクソ小学校の先生ども、あれはダメだ

低学年の先生以外はダメだ)

 

そして彼は誠意のある人間なので

作家先生のところにも謝罪に行きます。

一連の事柄は残念だけど生徒たちが招いたことですからね。

その責任は教師にあります。

 

あと、これ読んでいて気になったけど

この時代にもクレーマーはいるんですよね。

 

大人のいる場所と子供のいる場所は違う。

確かに今回の舞台は法律に反する立場の人を

扱ったということ。

 

でもどうしていけないのかをクレーマーは教えたのかは疑問。

話し合ったのかも疑問。

大体感情的だから、それすらもしていないだろうけどね…

 

おわりに

なんだろうね、こう思うとタクワンこと宅和先生って

口うるさいけれども子供には真摯に向かい合ってるし

子供を守る姿勢がひしひしと伝わってくるのよね。

 

そう思うと先生たち大変だよ。

もっと労働環境改善してあげてほしい。

 

それと親はちゃんと子供に向き合わないとね。

私のような時代を送った子を増やさないでほしいな。