超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【負の歴史は認めたくはない】林房雄『大東亜戦争肯定論』

 

天気が晴れ過ぎても問題なのかもしれません。

明日午後有酸素+αコース決定。

別件いつもの場所。

 

 

 

 

林房雄『大東亜戦争肯定論』

大東亜戦争肯定論
林房雄

夏目書房 2001年08月

by ヨメレバ

 

 

 

 

あの戦争までのいきさつ

タイトルを見ただけで忌避感を覚える人がいるでしょう。

いや、ちょっと待ってほしいです。

 

新書が特にその傾向が強いのですが、

この評論系にも一定数、インパクトメインの本があります。

この本もその系統に入ります。

 

中身はタイトルの戦争が俗間で言われるそれとは違い

これらの戦争を百年というくくりでみた

超壮大な本となっております。

その結論ゆえに「肯定」という結論に至るのです。

 

感想

まず最初にお伝えしなければならないこと。

私は評論系は本当に不得手としています。

なぜかって?今の私の実力にはあっていないから。

人間性ペラいしね。

 

だけれども、この本を読めたことはよかったと感じますね。

決して戦争は行ってはいけませんよ。

ですが、皮肉ですが著者の憂慮すべき事態が

起ころうとしているんですもの。

(現状憂慮すべき事態までいきませんが狂った人間は何をするかはわかりません)

 

そして様々な実態が明らかになってきているんですよね。

戦勝国はもちろんあの国なのですが

あの国が目指そうとしたことは何かご存じですか?

 

これ、結構本中で繰り返し語られているのですが

マジゾッとする代物のやつですからね?

結局のところ人間の思うことなんか実にあさましいのです。

特に「自称上だと思っている」連中は特に。

 

こういうのを見ると私が大嫌いなある差別主義者が

いても全然おかしくないんですよ。

もうね昔々からこう言う根はあったということ。

 

あの戦争の時期よりもずっと前にね。

じゃなければそれより前に不平等条約とか

アジアのほうに日本が舵を取ったときに

追っ払ったりなんかしないのよ。

 

こういうのを見るにつけて、

無論戦争を推進するわけじゃないし

確実にそれに伴い犠牲になった人はいるけれども

もう不可避だったんだろうなと思います。

 

なければのほうを想像すると

正直これまたゾッとする展開が待っているのよ。

今こうして、日本語で文章を打つ機会も

ないのでは?と思ってしまうので。

 

おわりに

評論系は苦手だけど

こういうのを読むと明らかに脳内がフル稼働するのよね。

めったにない高度なものを読めるから。

(まあダメなのもあるよ、ニセ科学・医学とかさ?)

 

なので出会えたことはよかったと思います。

ただししばらくこういうのはごめんで。