超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【結局牙をむく】ロバート・K・レスラー/トム・シャットマン『FBI心理分析官』

 

明日もだ。

立ち向かえ。

 

 

 

 

ロバート・K・レスラー/トム・シャットマン『FBI心理分析官』

FBI心理分析官
ロバート・K・レスラー/トム・シャットマン

早川書房 2000年12月31日

by ヨメレバ

 

 

 

 

なぜ、事件は起きたのか?

あまりにも凄惨な連続殺人事件。

それはどうして起こってしまったのか…

 

悲しいことに物事というのは起きてしまった後でしか

対策できないケースというのは多々あります。

こういうケースもそうでしょう。

 

対策法がない、それはすなわち捜査が後手後手へと

回ってしまうことを意味します。

その間に空いてはもういろいろ狂っていますので

犯罪を重ねていくのです。

 

この本はそんな彼らの正体を暴いていく

心理分析官のお話です。

 

感想

面白いんだけどね…これけっこう精神摩耗すると思うな…

ひたすら出てくる犯罪がさ、そういう犯罪

(海外ではxxx offenderでリストされるやつ)

がらみなのがほとんどだからね。

 

つまりそういうことをした後に始末ということ。

中にはもう声に出す、いや文章に出すのも嫌になるほどの

被害者に凄惨な仕打ちをするものもあります。

 

じゃあなぜ彼らはそうなってしまったんよと思うでしょう。

これね、生育環境がとっても大きいんだよね。

 

実は私もそういう環境にはお世辞にも恵まれなかったので

こういう本を読むととっても胸が痛むわけですよ。

なんか自分に多数の槍が突き刺さる感じがしてねぇ…

 

実は1例、ほぼほぼ私と似たやつがあります。

よく私は本当道を誤らなかったとつくづく思います。

まあその勇気がなかっただけです。

見た目の割に髪色真っ黒なのはその最たる例ですね。

(でも経験を話したら大体の人真っ青になるらしいよ…マジか)

 

ちなみに異常犯罪と聞くと知的な面に問題を抱えている

ケースばかりだろ、と思うことでしょう。

いわゆる無秩序型(計画性のないやつ)はその場合が多いです。

そして精神面にも問題がある場合がまあまあ多い。

 

あるほうがとっても厄介です。

これはある人の名前にくっついてる犯罪者が有名です。

 

ちなみに彼はカリスマ性を持っていて

明らかに計画的(この人そのものは殺人において手は下していない)なのです。

自分を神格化している感じでしたね。

 

もうこの時点でこういうのに手を染める必要もないはずなのに…

これっていわゆる超絶ゆがんだ承認欲求何だろうか…

わからん。

 

おわりに

私がこの本を読んで焦ったのはある癖を私も持っているから。

ただしそれは現実に移せたら良いですが

まあかないっこねぇわな。

 

生育環境に関しては読むの本当つらかったわ…