超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【ミステリー好きならばうれしいかも?】二階堂黎人『地獄の奇術師』

 

今あるものを見ようとしたらエラーが。

なんぞと思ってお知らせ見たら…ホームページが死んどった。

なんてこったい。

 

 

 

 

二階堂黎人『地獄の奇術師』

地獄の奇術師
二階堂黎人

講談社 1994年08月05日

by ヨメレバ

 

 

 

 

その屋敷の一家は…

もういろいろな事情を含めてもやべぇフラグしかない

そりゃあすごい一家が出てくる作品です。

 

何せこの家のある人物は

過去にとんでもない大罪をやらかしているのですから。

それがゆえに凄惨な殺人事件が起き

暮林家の大多数が犠牲になってしまうのですから。

 

名探偵の前に現れる

地獄の奇術師の正体は…?

 

感想

久しぶりにミステリーの面白さを感じたなー…

いや、面白くないわけじゃないんですよ。

ある程度こなしてくると作業になってきたり

(いやお前それ出力前提だからだろ)

変な勘繰りを入れたりしますから。

 

まあ今回も変な勘繰りは割と序盤から

入れたことを懺悔させていただきます。

というか、まあ申し訳ないんですがそれが予想通りになりました。

多分これ、ミステリーファンの心理わかって

この形式にしたんだよね?ね?

 

地獄の奇術師の手によって次から次へと

暮林家の人間はその命を奪われることになります。

どうしてそうなったかは比較的初期に殺されている

暮林義彦が行った卑怯極まりない行為に

他ならないんですよね。

 

何かって?よくあること、だけど一線を越えたら

アウトな出来事ですよ。

まあこれ、性差関係なく抱くもので

最近のある種の事柄ってこれ根底にあるんじゃないって

思うやつです。

(ただし事柄の趣旨にもよるけどね…)

 

それをこの義彦はやらかしているのです。

犯人はXXXですが、

実はこの人間にもこの一家を憎む

決定的な理由があります。

 

まあこの理由に関してはね…

私が敬愛するシリーズにも似たようなというか

もうこれしか犯行理由に出てこないのよ。

でも今回の黒幕に関しては今まで読んだ中で

一番の鬼…悪魔…いやサタンに相応しかったです。

 

そしてすべての終わりもそのサタンに相応しかったかな。

そりゃあそりゃあ衝撃の最後を迎えますからね。

どうなるかはこのノベルズ形式でも分厚い本を

読んでちょうだいね(笑)

 

おわりに

なんかかつての面白さがよみがえってきたなー…

こういう楽しみで本来読書はしないといけないのよね。

どうしてもこうやって書く以上、ある程度覚えることは

しないといけない。

 

でも楽しまんとな。

 

おしまい