超雑読と趣味と

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【唐突な飯テロ】アミの会『おいしい旅 初めて編』

明日も動いてこないとね。

これに関しては今回は既定のブツ以外案件で

ちゃんとしないといけないやーつ。

 

 



アミの会『おいしい旅 初めて編』

おいしい旅 初めて編
アミの会

KADOKAWA 2022年07月21日

by ヨメレバ

 

 

 

 

初めての地で…

手に取るまで少し時間がかかりましたね。

だけれども、またこのアンソロジーに出会えました。

今回は旅と食(初めての地)です。

 

中には本当においしそうなものが出てくるので

テロ化しているんですよね。

まあ私は時間がいにはあまり間食を好まない人種なので

耐えますけどね!!

 

感想

最初の作品からもういいんだよな…

タイトルが不思議な作品ですが

ちゃんと関係するものが出てきます。

 

あ、今回のアンソロジーは

昨今の感染症事情が入っているものが多いです。

それと作品によっては今起きているあの戦争までも

触れられているのもあります。

(これも少し触れてみるか)

 

最初に出てくる作品は

なかなか自分の仕事が評価されなく

くさくさしてしまっている一人の男性が主人公です。

 

そのやるせない思い…

そうだ、旅に出ようじゃないか!!

彼はふと下田へと旅立つことになります。

 

旅って癒しの力があると思うのですよ。

特にそういうのを求めていっているからかな

普段なんてことのないものですら、感動的に映るのですから。

 

そして旅の終盤に、

思わぬ連絡が男性のもとにもたらされるのです。

うん、よかったよね。

 

そして、タイムリーなものが出てくるのは

「地の果ては、隣」という作品です。

 

ひょんなことから樺太へと行くことになった女性のお話。

ある理由で急遽変更して彼女はここに行くことになったのです。

…失恋な。

 

そしてある作品(多分これ明示されてないけどあの作品だろうね!!)の

ファンでもあったからという理由もあります。

だけれどもいざ集合場所へ行くと…

 

この中に、一人ちょっと不愛想な老婦人が出てきます。

故あってのその表情なのではあります。

ちなみに終盤になるとなぜ彼女はこの旅に出てきたかの

理由が明らかになります。

 

その老婦人の言葉はとっても重たいです。

そう、平和ボケは悪いことではない。

だよね。平和であることが理想なんですから。

 

そして、この物語の終わりは考えさせられることでしょう。

今も報道される、あの戦争です。

歴史は繰り返されるのですよ。

愚かにもね。

 

おわりに

結構感染症に触れている作品が多いです。

確かに旅行は今、できますがやはりためらう人も

多いですからね。

 

せめても空想の世界では、旅は許されると思うのです。

読書という時間を通じてね。

ちなみに、この本の最期の作品は超飯テロ作品です。

この作品も闇を抱える人が出てきますが暗さはあまりないのよね…

 

もう1冊のほうも楽しみ。