超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【難儀な代物】グレゴリイ・ベンフォード『ファウンデーションの危機』

すごく間が空きましたね…

原因がコイツですよ!!コイツ!!

 

 

 

 

グレゴリイ・ベンフォード『ファウンデーションの危機』

ファウンデーションの危機
グレゴリイ・ベンフォード

早川書房 1999年12月31日

by ヨメレバ

 

 

 

 

セルダンを首相に…

その学問は時代を知る、という途方もない学問でした。

しかしながらそれゆえに、彼を快く思わないものがいて。

 

何とかセルダンを首相にしようとする者たち。

しかしながら、その中にはどうやら危険をはらんだ存在も

あったようです。

 

そう、2つの模造人格が…

 

感想

※この作品は本編を愛する方々には正直推奨しません。

イメージを壊したくないのならば読まないという選択肢もありでしょう。

 

一応この警告を挟ませていただきました。

続編ではない、ということも強く警告しておきます。

近代解釈の銀河帝国興亡史、とみてよいでしょう。

 

一応著者の大作シリーズを通して読んでおくと、

共通部分が結構出てくるので少しだけお得かもしれません。

 

ただし、彼の著者くは大変難解ですので

あの作品を読み通すのはエネルギーが必要です。

私もくじけそうになりつつ、何とか読み終えましたので…

 

まあ、私はあまり評価はしません。

ある人が実質歪曲とも取れる表現があったので。

まあ本編での挙動からしてもそう取られてもおかしくはないのかな。

でもそうであっては欲しくなかったです。

 

ちなみにこの銀河帝国の通しての敵になるであろう存在は

恐らく別シリーズの滅ぼした奴らではないのかと

勝手に解釈しています。

 

なんとなく模造人格の前に現れたときの発言が

似付くものがあるんだよな…

 

一応辛くも一連の首相争奪戦(?)は

だにーるが機転を聞かせて最後の最後までセルダンを苦しめた

狡猾な候補、ラマークを退場させる形で

勝利を得ますが、結局のところ多大なる犠牲を払うんですよね。

 

その結果においてダニールがいなくなってしまう描写は

本編にも確かあったような気がします。

蛇足ですが、彼はアジモフの作品の

SF推理シリーズに出てくるので気になった方は是非是非。

 

ちなみに、今回は模造人格が割とメインで出てきます。

まあ、この描写は結構癖が強くて

時折この二人(ジャンヌとヴォルテール)の性描写が入ってくるので

苦手な人はマジでご注意を。

 

あと巨大化する描写もあるし。

なんか変…(この文章は検閲されました)

 

おわりに

著者の作品は好きだからまあ通して読むことはできたけど

1冊目からこのボリュームで襲いかかってくるし

文章表現の暴力よ。

挫折する人は多いと思うな。

 

ただし救いなのは次の巻はこれよりもだいぶ短いということ。

それだけでも私は救いだよ…

 

おわり