超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【何かとんでもないものを盗む模様です。】西尾維新「掟上今日子の旅行記」

しばらくは連続して体を絞る作業ができそうです。

雪が積もらない限り、ちゃんとやる。

 

 

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西尾維新「掟上今日子の旅行記」

掟上今日子の旅行記
西尾 維新

講談社 2016年11月17日

by ヨメレバ

 

 

 

 

ひょんなことから、フランスへ

お前は何度再就職(文中に々が結構な個数、付きます)するんだと言いたくなる

隠舘厄介が今回登場します。

退職金でフランスにやってきた厄介。

ふと視線を向けると…どこかで見たことのあるあの人がいますぞ。

 

そこから彼らのエッフェル塔を盗み出す怪盗の追跡が

始まるのでありました…

 

感想

さて、隠舘厄介が出てきますと期待してしまうのは

ラッキースケベシーンとなります。

もちろん、今回もきっちりとご用意されております(笑)

それは厄介が今日子に助手を頼まれてその助手であることを

誓う契約を書くとき…

 

ええ、なかなかな場所に書くんですよね。

でも私ならばそこにかかれたら悶絶だなぁ…

あまりこそばゆいことされるの、苦手なんですよぉ。

 

ちなみに、今回は怪盗が出ます。

こいつ、かなりの強敵となっていまして

今日子の弱点を熟知しており

彼女の記憶の保存方法を一度悪用します。

(しかも書き換えたのが解決できなかった場合、まずい)

 

それと結構アグレッシブでもあり

後半についに厄介にも牙をむくこととなります。

なぜ厄介に牙をむいたかといえば…

決定的に今日子が有利である状況を消し去るため。

 

今回厄介は今日子とのボディーガードとしているので

そのボディーガードさえ使えなくしてしまえば

今日子の隙のある際にはいくらでも眠らせる等

出し抜きようがあるわけです。

 

現実この怪盗は彼女を完全敗北に至らせる手段を

厄介の前にちらつかせていましたからね。

 

それと同時になぜ彼がそんなことをしたかについても

彼に話し始めます。

もうさ、明らかに敗北しかないと思うでしょ?

でもね…

 

そして一連の事件が解決の目を見ようとしたとき

意味深な言葉がその怪盗から告げられます。

そう思うと怪盗がわざわざ今日子を招くようなことをしたのも

訳あってのことだと思うんですよね。

 

ただし、その事実が出てこようとも

残念ながら今日子には意味がないのです。

だって「忘却探偵」ですよ?

 

確かに厄介はいますけれども

それって外部が覚えていていい事実ではないでしょうし。

なので意味はないわけです。

 

あ、ちなみにエッフェル塔を盗み取ることは成立しますよ(笑)

ただし人によっては怒るかも。

 

おわりに

珍しく1事件のみでしたね。

しかも異国が舞台です。

 

なんか最後にも意味深な部分が出てきましたが

ちゃんとこれも取り上げてくれるんですかねぇ?

期待していますからね。

 

ラッキースケベメインです。

余り謎に関しては深く考えぬよう。