ほぼ雪が解けた、明日行こう。
だけれども寒さが難儀だな。
ナショナリズムの練習問題 洋泉社 2005年04月
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この得体のしれない難物
この言葉の定義というのは時に変化します。
しかも区分けまでされてしまうので
意味合いが変化するのだから厄介。
しかも時として、この言葉には
哲学的な要素も絡んでくるので厄介。
しかも優しく説明しても複雑怪奇だから厄介。
なんなんだろうね。
感想
まず、最初にお詫びをしたいと思います。
私の下劣な頭脳では、この本の感想を
クリアに表現することはかないません。
したがって、もっとこの本について知りたい方は
ゴッゴル先生経由の場合は速やかにスマホ、もしくはPCの
戻るを押されることをお勧めいたします。
有意ではないことでしょうから。
この厄介な代物。
その国がまとまるのに必要(悪)なのに関わらず、
時にそれが周りに悪影響を及ぼすということ。
その悪影響というのはまあ、今起きているのは
お察しの通りでしょう。
本来は対話で済ませられる、いやそうしなければならないのを
それができない事態、もはや後戻り不可能な事態まで
なってしまっているということを…
その中には非常に聞きたくもない、
日本がひた隠しにしている部分をあぶりだします。
負の側面のナショナリズムですね、はい。
そこに関しては明示しないでおきましょう。
私にはそれを論ずるだけの技量はありませんゆえ。
印象深かったのはこのナショナリズムというもの、
案外本にも見え隠れするものがあるのです。
児童書に有名な作品があるのですが(私は未読)
それも本来はこの色が大変濃いということ。
要するに子供の視点では純に見えてしまいますが
それが時を経てありとあらゆる現状を見てしまいますと
そこに潜む矛盾に気づいてしまうわけなのです。
そこの解説があるのですが、
確かに詭弁と思われる部分が隠されているのですよね。
軍の部分とかはそうですね。
まあ、これに関しては本来「戦い、傷つけあう」
という要素が人になければ済む話なのです。
ですが生き物には「闘争」という要素が植え付けられているのです。
それを克服することがいまだにできていないということで
結局のところは…なのですよね。
おわりに
あまり書いても何もならないのでここまで。
ひとつの単語がここまで複雑だと
なんのこっちゃでしかないんですよね。
ただ、初めのほうで言われていた
「ナショナリズムはなくならない」は印象的でした。
恐らくそうでしょう。
人が人でいるため、ともいえるでしょうし。
現代においてはね。