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【残酷な過去が明るみとなる】高田崇史「QED~ventus~熊野の残照」

ある手法をもって無理無理ログインしました。

 

仕様がどうやら変わってしまった模様。

某クソアプリマジ恨むぞ…

 

 

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高田崇史「QED~ventus~熊野の残照」

QED〜ventus〜熊野の残照
高田崇史

講談社 2005年08月

by ヨメレバ

 

 

 

 

熊野の地と闇と。

どうやら、このサブタイトルのつく作品は

事件が起きない作品の模様。

ちなみにですがこの作品、実はタタルたちの視点では描かれておりません。

他のある女性の視点で語られます。

 

どうやら彼女、心に闇を抱えているようです。

 

感想

ちょっととっつきづらいな、という印象を受けました。

一応強調して表示しておきたいと思いますが

この本、一応読書時注意となります。

 

なぜかといいますと彼女が心の闇を抱えるきっかけとなった描写に

結構生々しいアレな暴力描写があるからです。

一応、この言葉にトラウマを受ける(私もその一人)なので

ここでは表現をオブラートに包ませていただきます。

 

そしてそれは不意にその女性とともにすることとなる

タタルたち一行によって望まずともその記憶を

呼び覚ますことになってしまうのです。

 

今回ももちのろんのこと、タタル節は炸裂します。

この熊野の地にかかわる様々なつながり…

もうね、この作者の情報量の多さには

ただただ感服するばかりなんですよね。

 

もちろんここにもしっかりと五行が絡んできます。

なんだかんだでそういう施設は絡んできますよね。

神聖な場、というところからでしょうね。

 

ちなみに最後に忌々しい記憶を呼び起こしてしまいますが

それとともに、思わぬ事実が露呈してくるのです。

そう、その行動は絶対に許されるべきではないのですが

その裏にはもっともっと鬼畜の所業が隠れていたのです。

 

だけれども、おめおめとそれに従いたくはなかったため…

つまり…なわけです。

…の部分は各自読んで確かめてください。

正直それだったとしても、被害を受けた彼女は報われないです。

だけれども、それをされなかった場合はもっともっと報われなくなります。

いずれにしても不条理。

 

まあ、この作品はちょっと感想はあまりかけないなー…

 

おわりに

ログイン案件のせいでちょっと記事を書くまでが長くなりました。

 

正直、読んでいてつらい感じの本でしたね。

どちらに転んでも救われないんですよね。

ただし、救われないけど本当の意味だけは

知れたのはまあ、いいことなのかも…

 

うん、つらたんでありました。