今日は変に蒸し暑い日でしたわ。
明日有酸素行こうと思ったら雨ですがな。
まったく、困ったものですね、梅雨空は。
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異世界居酒屋「のぶ」二杯目 宝島社 2015年02月
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おいしい食事と…
チート能力は「胃袋をつかむ料理」という平和的な作品です。
余りにもすごい料理を出すのと
料理のプロでさえも把握のできない料理を作るために
とんでもない疑惑まで出てしまうのです。
その疑惑故に危ない目に遭いそうになりますが…
感想
疑惑を利用して何とかして『のぶ』を亡き者にしようと
画策している輩がいるのはご存じでしょう。
1巻の時にケチョンケチョンにやられたのに
まだ懲りていない模様です。
なので今度はのぶには魔女がいる(!!)という疑惑を
作り(でっち)あげて消し去ろうと試みたわけです。
まあ、確かに疑われるであろう部分はあったわけです。
以前魔女狩り騒動が出たときに使われていた食材を
出していたがために。
ですがそれも料理の仕方で払拭しています。
ですがそれがためにきのこ料理は出なくなってしまいました。
今回の作品で面白いのは
1話だけ、かつてタイショーとシノブがいたであろう場所の
関係者がこの異世界にやってくるという作品です。
なぜ彼らがこの異世界へと歩を進めたかは未だに謎です。
ただ少しだけですがシノブの過去の描写に
ヒントは隠されているような気がするんですよね。
おそらく、料亭以外で何らかがあったのでは…?
今回は割とスイーツが多かったりするのです。
ある薬を扱う師匠さんが本当に甘いものに目がないのです。
バクバク食べてしまうものだから
じつはそれがためにシノブが食べるであろうスイーツは
犠牲になってしまった(!!)のですからね。
かつての世界のメンツと出会った後に、
関係者が指摘したことに向き合う作品があります。
相手は食通も食通。なのでタイショーが本意でないことをしていたのを
容易に見切ってしまうのです。
本当の本気を出してタイショーは料理を出すことになります。
そしてもしもその食通をうならせることができたならば
ある願いをかなえるといわれたのです。
その願いとは…
なんだろう、一部シリアスな部分(あの悪党)がありますが
基本はほんわかとしたものですので
心地が良かったです。
おわりに
梅雨空は嫌いだ…
この巻で現在刊行されているうちの1/3読了となりました。
ちょっと後半、何か含みのある感じなので
不安を覚えるんですよね。
何とかのぶが平穏であってほしいものですが…