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【思いを遂げるためには…力ずく!!】蝉川夏哉「異世界居酒屋『のぶ』六杯目」

明日は待機ですね。

なんか飲むやつでいろいろ出るみたいですが…

火曜日にまとめてですね…

別に…なんですよ。

 

 

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蝉川夏哉「異世界居酒屋『のぶ』六杯目」

異世界居酒屋「のぶ」六杯目
蝉川夏哉

宝島社 2019年06月

by ヨメレバ

 

 

その想いを遂げるためには…

もうあっという間に6冊目ですね。

チート能力は胃袋をつかむ能力のみ!!

正統派な異世界小説となっております。

 

今回はエーファの兄弟が登場したり、

どうやら人間ではない存在(!)も出てくるようですよ。

なんて門戸の広い居酒屋なんだろうか…

 

感想

相変わらずのメシテロっぷりです。

ある料理なんかは一見すると「ダメなのかな」と思ってしまいます。

確かに前の巻でどうしても「のぶ」の料理は

他の地がもとになっている料理なので

古都とは相性が…と言われましたからね。

 

でもそうではないです。

ようするに「人をダメにする料理」ということです。

要するに食欲が刺激されすぎてこれはいけません、

という料理が爆誕してしまったわけです。

 

それと今回、ついぞ

ハンスの長らくの努力が結実する日がやってきます。

どうしてものぶの料理はこの異世界の地では

手に入らないものがあるのです。

 

どうにかしてそういうのをこの地でも作りたい。

それが今回は豆腐でした。

それはそれは涙ぐましい努力をしていますよ。

何事も本当に試行錯誤は大事ですからね。

私のトレーニングも、試行錯誤、まだまだ研究中です。

 

そしてついぞ…

何かこれから起きそうな予感ですね。

 

そして、メインストーリーともいえるのは

ある侯爵の想い人。

その想い人は文通で心通じ合っているのですが

彼女の国では結婚の際には「略奪」しなければなりません。

 

まあ、文字の通りです。

奪い取らねばなりませんので、相手も抵抗します。

 

だけれども、どうやらそのお目当ての人物

すでに古都にいたようなのです。

それに気づいたのはほかならぬ侯爵、アルヌでした…

 

そしてその後起きる彼女を正式に妻にするための

出来事は、古都の名店である<四翼の獅子亭>まで巻き込む

とんでもない規模のものとなるのです。

 

あ、この名店が絡むので

あの副料理長も出てきますよ。

今回は一連の作戦のために

信之に協力を申し出てきます。

一人で太刀打ちのできる人たちではないですからね。

 

このことを騒がせる掠奪婚騒動はどうなったのか…

それはちゃんと本を読んでね(笑)

バラしちゃあ楽しくないでしょうよ。

 

おわりに

このシリーズも今出ているのは残り1冊です。(2022年2月現在)

大元のページも現在は更新されていないです。

でも最後の信之の心理描写から

いろいろなことがこれからもありそうに思えるのです。

 

それが何かは作者の見知るのでしょう。

どのような結末をたどるのかも。

それを楽しみに読んでいきたいものですね。