ようやく救援の手が差し伸べられる模様です。
よかったよー…
星々の海をこえて 早川書房 1986年04月
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これはな…
私はいろいろなところでも言っているのではありますが
SFという作品が好きです。
なぜならば、初めて読書のきっかけをくれた本が
ビッグスリーの一人、アジモフだったからです。
山ほどSF作品はありますが、この作品は正直ねぇ…
訳と作風も相まって、読みづらいんですよ。
しかもページ数がえらいこっちゃ(そのため次の巻とその次の巻は上下巻)。
いくらこのジャンルが好きとはいえエネルギーを結構取られましたわよ。
感想
おそらくこの作品はパニック系に入るのかな…
たまたま見つけた未知の生命体は地球に侵略する
とんでもないやつでしたからね。
ただし、どうも読み進めていくと敵ばかりではないみたい。
なぜならば主人公視点以外で出てくる
一人の妻を亡くした男の視点では
その未知の生命体のある種のバージョンは彼とともに生活を
送っているんですよね。
ただし、人類を追跡するやつに関しては明確な敵意があり
最終的に主人公であるナイジェル一行に立ちはだかります。
何とかして彼らはこいつを滅ぼそうとはするんですけどね…
一応この作品はちゃんと時が進んでいて
ナイジェルはもはや衰えを感じさせる年齢となっています。
だけれどもなぜか、無理やり(?)この謎の生命体を解明しようとする
メンバーの一員となっております。
(なぜできたかは後々明らかになります。研究バカなんだな、彼は)
そして最終的にはそれが露呈した結果
強烈に疎まれる羽目となります。
そりゃあ結構頑固にナイジェルはそのメンバーにしがみつきましたからね。
投票採決が無為になるぐらいにはね。
でも、そうしたのが結果的にやばくなるわけですけどね。
こういうエラーというのは現実世界にあって
古い人だから…というのはより現代だと強く出やすいです。
(ただし、悪しき習慣のそれは消えてどうぞ、ですからね!!)
ただ、この物語のケースではかなーり取り返しのつかない
事態にまで発展しますので。
まあどうやらナイジェルはそれに関しては
もう想定内だったようですけれどもね…
おわりに
なんとなくこの作品は読まれないのはわかって気がします。
物語背景は面白いけど、文章がとてつもなく
ガッチガチですからね…
これは本当につらたん。
次からは上下巻です。
しっかり臨もうではありませんか。