超雑読と趣味と

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【複数絡むものの難しさ】百瀬宏「国際関係学」

今日はお湿りがありました。

それと…ようやくゲーミング座椅子という名の作業座椅子の修理ができました。

まさかさ、手持ちの六角レンチのサイズと違うものがあるとはな…!!

 

 

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百瀬宏「国際関係学」

国際関係学
百瀬宏

東京大学出版会 1993年10月08日

by ヨメレバ

 

 

 

 

 この複雑な分野よ。

前になかなか複合ジャンルが絡む本やったぞ…?!

政治学もそんな感じだった記憶が…

これもやはり政治とか歴史が絡む兼ね合い上

どうしても定義するのは難しいように感じるのです。

 

現実に読んでいて感じたのは

いろいろな前知識が必要だな、と。

 

感想…

こういう本を読むにつけて自分の無知さを痛感させられるものです。

でもこう痛感できるだけでもまだマシなのかもしれませんね。

自分の至らなさを反省できるわけですし。

 

まずはおそらくこの世界でもメインであろうアメリカやヨーロッパに関してが

触れられています。

まあそれで感じることといえばこの分野には大事なワードというのが

いくつか点在するのではありますがその捉えられ方というのが

やはり我々アジアの人たちとは違う、ということです。

 

まあ、これは生きてきた風土や歴史が違うのですから

至極当然と言えば当然のことでしょう。

それを念頭に置かなければいけないわけです。

つまり、こういった国と関係性を築くためには

工夫が必要だということ。

 

そうでなければもちろん、一方的に不利なことになり

ケチョンケチョンにされたりするわけですね。

 

この本はすごく難儀ではありましたが

その中には興味深いものがありました。

いわゆる少ない者たちへの扱いです。

 

つまりこれはただただ庇護の対象にするだけではいけないということ。

これはこういうジャンル関係のないある本(転生先のここでは未紹介)を

読んでいて明記されていたことだけど同情だけではいけないということ。

つまりホイホイとしっぱなしではいけないということなのよね。

 

そこから何をつないでいくか…ということなんですよね。

 

それと終章の方では我が国に関して取り上げられています。

もちろん良い面も書かれてはおりますが、悪い面も…

特に悪い面の一部に関しては狭い視点である限りは

決して見えてこない一面なんですよね。

 

確かにかの国に関しては非常に悩ましい問題。

不条理なことをされてはいますしね。

だけれども、どうすれば打開できるかは

考えないといけないところですね。

無論どこかで取り上げられているようなアレなやつは

鵜呑みにすべきものじゃないですね。

(出元は伏せるけどスパム行為もしているし、見る価値もない)

 

 おわりに

こういった難解な本を読むたびに

自分の知のなさ、語彙力のなさを痛感させられます。

苦手分野、というのもあるのでしょうが。

 

でも、これらを知ることで様々な世界が広がるのは

うれしいことではありますけど。