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【新たなる事実】洋介犬「ジゴサタ〜地獄の沙汰もお前しだい2」

手術を終えて…とったほうが楽!!

実を言ってしまうとこの後の場所、何回かかゆくなっていました。

気付いたのが1か月ほど前でしたね。

そのため今回は手術まで時間がかかりました。

 

 

 

 

洋介犬「ジゴサタ〜地獄の沙汰もお前しだい2」

ジゴサタ〜地獄の沙汰もお前しだい2
洋介犬

日本文芸社 2020年09月28日 

by ヨメレバ

 

 

 

 

 新たな登場人物も

2巻でも新人君はまだ新人であります。一応女性なんだよね。

だけれどもどうも訳ありだったようです。

(1巻で来るいきさつは出てきます)

 

今回は煉獄にいる刑吏たちが出てきます。

こっちは天国にいる人たちが条件の刑吏です。

無論、地獄の刑吏とは行う行為も違います。

らしいといえばらしいのかな。

 

感想

2巻で実は地獄でも特例の存在の2組の地獄行きになった子供が出てきます。

そう、勉強の刑を科されていること、好きなだけ遊ぶことのできる子。

そんな二人がついに出遭うことになるのです。

 

これって特に勉強の刑の子が背負わされた悲しみが伝わってくるんですよね。

そう、彼は抗えぬ時代の流れによって周りには愛がなくて

人を殺めることでしかアイデンティティーを保てませんでした。

 

一応1巻でもちょい触れられている通りで

戦争中の兵士の行動は配慮されるのです。

少年兵の子だけでなく、大人のいわゆる隊をまとめた長の人も

志願して地獄へと行っているのです。

 

そして、つかの間の自由の時に…

これは確かめてほしいかな。

地獄という場所だけれども、確かにそこに「絆」はあったのです。

 

あとはこの物語の確信になるであろう終盤。

明らかに今後のフラグ要素が含まれているのではあります。

そして、フィクションだけれどもそのある場所に込められている意味というのが

われわれ人間が生きている世界とリンクする気がするのです。

 

結局のところ人間は、一人では生きていけないということ。

そのためには心のよりどころとなるものを欲するということです。

それがたとえ、神様といったものではなくてもね。

 

 おわりに

今回は勉強の刑を受けている少年のほほえましい姿が

2作品も見られて大変眼福な作品でした。

ちなみに、ちょっとだけ出てくる作品の方もおすすめで、

これはいわゆる私刑が出てくる作品なのですが

実は地獄行きでない、例外処分が出てくるのです。

 

きっとそれは、彼が純然たる理由で

私刑をしていたからなのでしょうね。

 

これからも続くのかしら。

もちろん、推しの方なので読みますとも。

 

おわり