明日は筋トレはオフ日ですが有酸素、追加となります。
何気に鯖缶っておいしいものなんですね。
なぜ筋トレ勢が摂取するか、わかった気がします。
(なお明日は私は中骨缶をもぐもぐ予定)
NOVA 6 河出書房新社 2011年11月
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あれれ…
ずっと読み始めて、読み終えるまでそこはかとない違和感を覚えていました。
ご存じの通り、私はSFが好きです。
いわゆる稀覯書と呼ばれ、訳もつたない難書といわれているサンリオSF文庫も
読むほどですから。
今回、なんか違和感を感じていました。
それもそのはずです、ガッチガチのSF作品が少ないからです。
ほんの少しSF的要素がある作品であとは日常になっているため。
感想
この感想を書く前に一応お伝えしておくことは…
ガッチガチのSFが読みたい人はこの本はスキップ。
以上となります。
下手をするとよく考えればSF要素も怪しい作品もあるのよ。
まあ回想描写がそれに近いのかな、というやつ。
それは「母のいる島」がそれに該当するんですよね。
いわゆる大家族の(16子の母)家族をメインにしたお話です。
なぜ彼女はここまで子供の数にこだわるか…というのが
触れられる作品。
どっちかといえばサスペンスというか人間物語に近いかな。
その真相はとてつもなくエグイです、はい。
一応SF表現は子供が使う能力ですね。せいぜいそれのみ。
ゴリゴリの作品は「十五年の孤独」かな。
ある音ゲーの曲を浮かべてしまった(ウイニングランのあるあの曲)のは
内緒です。あれDDRにもある曲なんですが
DSP譜面が詐称気味でしてね!!
本題に戻していきましょう。
これは軌道エレベータを登りきろうという男の途方もない(?)物語です。
彼には子供のころに見たある幻の生き物がいました。
それは軌道エレベータの頂上付近にいるとされていたのです…
時の流れはかつて交際していた女性が結婚し、
子どもを設け、夫婦の危機を迎える(無事夫婦関係継続)ことから
途方もないことがわかることでしょう。
そして…彼が子供の時に見た光景が
その眼前に繰り広げられるのです…
切ない描写と、グッとくる結末。
こういう作品には弱いんですよね。
あとは…やはりすごいなと思ったのはベストセラーを量産する
宮部みゆき氏の作品。
「保安官の明日」という作品です。
いわゆる管理された町で起きる謎の誘拐事件についてがメインなのですが…
これはやがて来る未来をフィクションながら巧みに描いています。
ここに出てくる保安官には、あるとてつもない過去があります。
それは決して「許されるものではない」真っ黒も真っ黒な過去なのです。
何をやらかしたかはこれから読みたいと思った人がぜひ、確かめていただければ
幸いではありますが、この事実に関しては「ないとは言い切れないですし」
何かしら対策をしなければ、保安官のような人は出てくるでしょう。
そして、この町で出てくる対策方法も限界があることに気づくでしょう。
決して、それでは説明できない「何か」が
破綻しているものにはあるということなのです。
対策を取りたくても、取ることができない「何か」がね。
おわりに
SFセレクションとしてはちょっとSF度が低い作品が散見されましたね。
あまりゴリゴリが好きでない人にはまあ行けるとは思うけど…
ちょっと拍子抜けしてしまいました。