超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【そういう作品です、あきらめなさい】蘇部健一『六とん2』

 

明日もだね。

無論、やり切りますとも。

というかほぼ休みないと思われる…

 

 

 

 

蘇部健一『六とん2』

六とん2
蘇部健一

講談社 2005年10月

by ヨメレバ

 

 

 

 

あるものの無駄遣い

ちゃんと衝撃的な内容になる演出も

されているけれども

そうでない演出に使われている作品もチラホラと。

 

1作品は傑作でしたね。

んなもん描写するんじゃないと小一時間でした(笑)

 

ま、そんなのは彼が書くから「こそ」

ある種許されるのだと思います。

 

感想

※結構派手におふざけしている作品なので

そういうのが嫌な人はブラウザバック。

あなたの人生においては必要のない書籍になると思われるので。

 

 

 

いわゆるバカミスといわれる作品ですね。

今度はね、イラストに無駄におふざけを

込めてきやがっている(!!)作品があるのです。

 

そのためちゃんと最初に書いてある

著者の警告は従ってくださいね。

真面目なやつのほうはそれだけで

ネタバレになってしまいます。

 

おふざけのやつの最たる例として

夫が妻の不倫相手を殺した

「姿なき目撃者」という作品があるのです。

 

完璧に物事を成し遂げたはずなのですが…?

何やら目撃者がいたらしく

「見た」と犯人に迫ってきたようなのです。

 

一応、結構巧妙な手段を用いて

この犯人は結局警察の前に

敗れ去ることになってしまうのですが

問題がこのイラストだよっ!!!

 

おい!!そんなところ出すんじゃねぇっ!!

と思わず突っ込みたくなるイラストです。

一気にすべての物語がガラガラになったわよ。

 

あとは…警察が犯人を追い詰める姿が

大変に滑稽な「午前一時のシンデレラ」です。

 

これも倒叙であらかじめ犯人は分かっています。

そして犯人はある決定的な証拠を

残したのです。

 

だけれども状況は圧倒的に不利で…

でやったことがえげつないわけですよ。

タイトルがうなずけることでしょうよ。

 

えげつな…

 

最後2つの作品は割と本気出してますね。

「叶わぬ想い」がある映画の設定をきちんと生かした

タイムトラベルものなんだけれども…

 

まあ彼らしい作品です。

結局うまくいきっこないのよ。

そして追い打ちをかけるようにな…

 

これは本当に効果的なイラストの使い方なので

必読。

 

最後のは…あなたのスタイルには似つかわしくないので

紹介はしてあげないよ~

 

おわりに

今回は前まで主演クラスのメンバーが

退場となってしまいます。

(売れなかったとか、部署移動が嫌で退職とか)

 

なのであのコンビがいい人にはつらい結果かな。

この新しい手法もよかったけどね。

 

まあ、キワモノミステリーかつおふざけ要素満載なので

本当真面目な人は読まないほうがいいです。

怒り狂いかねない…