超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【都会でしぶとく】唐沢孝一「マン・ウォッチングする都会の鳥たち」

久しぶりに戻ってきました。

色々やることがあると配分が実に難しい…

 

 

 

 

唐沢孝一「マン・ウォッチングする都会の鳥たち」

マン・ウォッチングする都会の鳥たち
唐沢孝一

草思社 1987年05月

by ヨメレバ

 

 

 

 

よく見かける鳥たち…

ここに出てくる鳥たちはこうして日常生活を送る中でも

よく見かける鳥たちです。

表紙のその子はね…実に図々しい奴らです。

某夢の国にも在住で行った時のその図々しさったら…

 

感想

まず最初に…

この本の観光念はだいぶ前なのでデータは残念ながら古く、

おそらく今ならば解明している部分が多いでしょう。

なのでこういう本は【その当時はこうだったんだな】と

割り切って読むしかありません。

 

だけれどもこういう本が全く読んでいて役に立たないか?

と言われるとそうではありません。

実は長年不思議に思っていたことが

実はこの本に答えが書いてあったからです。

 

それは…スズメに関してです。

はい、冒頭で図々しいことこの上なしと書いた

やつらのことです。

 

私の住んでいるエリアでは目撃はしませんでしたが

ちょっと別のエリアで彼らを目的したとき

ちょうど子育て時期に該当していたのですが

その巣にとっても違和感を覚えたわけなのです。

 

だってその巣、ツバメ(本中ではイワツバメの表記)の巣なんですとも。

どう頑張ってみてもね。

 

実はスズメは時にツバメの巣を奪ってしまうみたいなのです。

なので私が見た違和感は現実の光景だったわけです。

この光景を目撃したのはだいぶ前ですが

ようやくしっくりくる答えを得たな、と感じてしまいました。

 

あと、これはまあ察することができますが

カラスの食性に関してです。

ただし出てくるカラスに関しては

この時代ではどうやら現在私が家で見かけるやつとは

異なるようです。

 

それはきっと、都市化が進んできて

分布が変わってきたのだと推測はしていますが…

 

話を戻しましてカラスの食性は…

肉食でもあるので彼らは鳥を襲うこともあります。

スズメも時に犠牲になりますし

それより大きいハトに関しても…

 

なおそのものの画像があるので(食べ痕)

そこの部分は本当に閲覧は注意となります。

私もおおう、と思わずおののいてしまいましたし。

 

後半には人間の域に鳥が入ってきたことによる問題

(しかも現行で未解決)が出てきています。

しかもその交わりは現代はもっともっと大きくなってきており

いわゆる釣り針の被害や人工物による負傷は

もっともっと多くなっているでしょう。

 

それと建造物の変化により、その建造物に以前は住めていたけど

住めなくなったり、ということも出てきてはいます。

そう思うと都会に生きる鳥たちは本当にシビアな生活をしているのよね…

 

おわりに

タイトルに少し違和感はあったかな。

普通に「都会に生きる鳥たち」でもよかった気はするけど…

ただし、彼らは確かに人を見ているのよね。

特にツバメとかは「あえて人のいるところに巣を作る」ですし。

現代だと、「もう家の中に作っちゃったぜ」というのもあったし。

 

今は餌付け等に関しては厳しい目を向けられますね。

糞害はどうしても避けられない問題ではありますから…

 

おしまい