身近にスーパーができた。
便利だけどやっぱりいつも使ってきていたスーパーとは
利用分野の相違のため代替にはならない。
毒草師 白蛇の洗礼 講談社 2011年06月
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その事件に、毒あり。
このシリーズは必ず毒が絡んできます。
今回も茶席上で人が死んだ事件を皮切りに
次々と人がバッタバッタと亡くなります。
なぜそんなことが起きてしまったのか。
そこにはあるとんでもない真相が隠されています。
感想
これはね…とてつもなく切ない結末を迎えます。
真相に関しては本編のあのシリーズとは違い
練られているわけではないのであまり深堀りはしないで
読み進められることをお勧めします。
一応いうと「毒」にかかわる人がかなり特殊です。
ただし、目新しいものかというとそうではなくて
そういう存在がいる、ということは
なんとなく聞いたことがあるような気がします。
だけれども、それが当人にとっては幸せかというと
今回の事件にかかわった複数人に関しては
真相に深くかかわった人は不幸としか
言えないことでしょう。
特に第一の事実の後に出てくるもう一人の人物は
もう最悪としか言いようがありません。
その人の過去には「死」が隣り合わせでした。
最初はある人の死は死のパターンとしては
あるパターンではあるので
その死に方だと思われたのですが…
違うのです。
この人物が持つ特性はあるゲームにも出てきます。
ただし、ゲームの場合に関してはこの人物よりも
はるかにその特性は強烈なものとなります。
なので現実にこういう人物がいるの…と思いましたね。
それがどういう結末を迎えるかは
正直賛否があると思うので。
ただし、突きつけられる事実は
真相部分はあまりにも残酷だと
思わざるを得ませんでした。
おわりに
結末は鬱々としたものです。
いわゆるさばききれる事件でもないです。
だって被害者の一部は明らかに被害者側に非があって
死んでも自業自得の面が強いからです。
ただし唯一の救いは
その特殊なものを持つ一人が
バッドエンドとは言えども幸せになる道が開かれたことかな。
そのものを持っていると、未来は暗いものな…
あと、あの癖つよ男にはある事実があります。
その事実を知ったらしっくりくるはずよ。
本編から比べればあっさりしているので
読みやすいかな。
おしまい