超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【本編はこれにて終了!!だけど…】高田崇史「QED 伊勢の曙光」

久しぶりとなりましたね。

きちんと体改造も進んでおり気が付けば

上の部分の腹筋が割れておりました。

ドラゴンフラッグ様様だね!!

 

 

 

 

高田崇史「QED 伊勢の曙光」

QED 伊勢の曙光
高田崇史

講談社 2011年10月

by ヨメレバ

 

 

 

 

すべてが終わる…

これにて、本編は終了となります。

そのため、この間は大変気合が入っており

このサイズにしては圧巻のページ数を誇ります。

内容も非常に濃ゆいものとなっておりラスボス感マシマシですよ。

 

ですが、もうみなさんご存じでしょう。

あくまでも「本編」は最終巻。

現実にこのシリーズ、今年の3月に最新刊が出ています。

なのでまだ続いているからねー…

 

感想

最後にふさわしいな、と思いましたね。

なぜならば普段あまり危険が降りかかってこないこのシリーズですが

今回に関しては例外でタタルともう一人の女性が

生命の危機にさらされることとなります。

 

なぜこうなってしまったかはそれこそ、本編にかかわる

ある村の登場人物を垣間見れば

容易に推測できることでしょう。

 

いわゆるそこは「ある種の慣習」が平然と残る

閉鎖的な場所だったわけですから。

ある意味深な言葉が残されているのですが

そこにはそりゃあ深い深い意味が隠されているのです。

 

ええ、生々しいほどにね。

それが離れた集落ならば

なお一層、それに歯止めがきかなかったのは

容易に察することができるでしょう。

 

一応この作品にも名探偵(?)タタルの推理という名のうんちくが

冴えわたるのですが、今回の敵はもう常識の通用する人間ではなく

話している最中にもタタルめがけて襲い掛かってくるのです。

おっそろしい奴らでしたよ。

 

今回の神々に関しての解釈も

興味深いものがありました。

ある種の神社の名称に隠された秘密とか。

 

これ、結構有名な神社に

その秘密が該当します。

現実にこの記事を執筆している中で

調べてみましたが確かにほとんどの神社にある

あるものが存在しないのです。

(今回のメインの神社にもむろん、存在しません!!)

 

これの意味を知ったとき

神々の持つ秘密は深いんだな、と思いました。

それゆえにいろいろな業が何気ない日常にも

紛れ込んでいると強烈に感じましたね。

 

そして…

最後に素敵な場面があります。

すべてのここまで読んできた読者へのご褒美でしょう。

 

おわりに

長かったな…

でもまたシリーズが選定されることになれば

最初から再読はかけると思います。

一度読んだだけじゃこのシリーズ、ちょっと楽しめないからね。

 

まだ続巻も出ていますが

ちょっとスピンオフにまた行きますよ。

(実はスピンオフの後半部はこの出版社発売じゃないです。意外)

 

おわり