梅雨の天気らしい、ムシムシ具合であります。
無論、うちのネッコも伸びておられます。
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掟上今日子の婚姻届 講談社 2016年05月17日
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破滅させてやる、だと…!!
厄介氏は本当に災難を持ってくるものです。
インタビューを受けた女性に好意を持たれたものの、
それを拒絶し、気分を損ねてしまったがために
彼は破滅を宣告されてしまうのです。
なんてこったい。
その女性は「過去つき合った人を破滅に追いやる」人らしいですよ…
感想
ちょっと構成が今までの作品と違いますね。
殺人事件が起こるわけでもないですしね。
せいぜい厄介氏、破滅を迎える!?(笑)ですからね。
だけれども当人にとっちゃあそんな事が起きてしまったら
たまったものではありません。
当初はその女性から逃げるために今日子氏と偽の夫婦関係を
成立させていたのですが、破滅(?)させられるんじゃ
たまったあもんじゃありませんからね。
だんだんと彼女がかつてかかわった男性の破滅を
調べていくと、思わぬ事実が浮き彫りになってくるわけです。
どうやら彼女には…何かがあるようですよ。
まあそこいらへんの真相に関しては
下手をするとおおむね予想通り!!ととらえてしまう読者が
いるような気がしますのでここで触れることは回避しましょう。
それよりも娘を保育園に預けている、という偽設定を
ノリノリでやってのけている今日子氏がほほえましいので。
それとすべての事件が解決したときや
その前の描写でやっぱり厄介氏はラッキースケベ☆と
思われるところがありましたね。
どんだけズルいんだよ、あんたは。
あと、冒頭の部分ですがほんの少しですが
今日子がこの体になってしまったいきさつが出てきます。
ただし、肝心部分に関しては謎の模様ですね。
最新刊あたりで少しは触れられないのかねー。
物語的にはそれなりなので
彼女の実はノリノリな雰囲気を楽しんでほしいなと
思います。
おわりに。
これはこれで。という感じでしょうかね。
謎解き部分は本当にあっさりなので
ラッキースケベを思う存分堪能してください。はい。