今日はそういうのなしでいろいろかなさなって
デトックス日になった模様。
(やけは起こしていない)
インフルエンザ危機 集英社 2005年10月19日
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変異する厄介なやつ
昨今のあいつが猛威を振るうので
このコイツ(?)に関してはなにかと影が薄くなりがちです。
現実、あいつのための対策で感染源はある程度絶たれ
感染の影はめっきり薄くなりつつあります。
だけれども、こいつの脅威を侮るなかれ。
人以外にこいつは多大なる被害をもたらした
驚異のウィルスなのですから。
感想
意外なことに著者は、医師から
この業界にかかわったわけではありません。
この本の系統の日本の敵と私は認識している
あの残念野郎と同じ界隈の人です。
だけれども、一人の先生にかかわって
ある質問をしたことがすべての始まりで
彼はこの厄介なウィルスにかかわってくることになるのです。
これだけのにかかわると華々しいことをしていると
思いがちなのですがそうではありません。
実情はね、インフルエンザの感染を調べるために
その感染生物の最たるものである鳥のう●ち(しかも湿潤)を
根気よく集めることとなるのです。
このお話を聞くと思わず笑いそうになりますよね?
笑っちゃダメですよ。
これらの積み重ねをしてこそ、この新たなウィルスを
見出すきっかけにつながるのですから。
あ、むろんこういうことをしても結果には
つながらないこともあります。
世の感染症の研究の裏側には
このような涙ぐましい努力があることを
決して忘れないでほしいと思います。
他には著者は研究でアメリカに行っていますが
アメリカと日本の研究における差というのが
わかる1冊でもあります。
以前SNSで予算云々というのを見たことがありますが
この点はこの本の当時と全然変わらないことに
驚きましたね。
ただし救いな点は実はあったりするのですよ。
おわりに
この本はだいぶ前の本で情報は古いです。
だけれどもこのウィルスと今のあいつは割と共通する部分があるので
なぜ変異が起きるの、というものの答えはここにあると思います。
それとこういうのを研究するにはある種の施設が必要ですが
一番レベルの高い施設はこの本の当時はありませんでした。
今は超有名な名前のところがこの最高レベルの施設として
君臨しているのでこの本のようにアメリカ行きをしなければならない
事態は解消しています。
でもアメリカは研究とか進んでいるけど
やっぱり醜い争いはあるのはね…
そこは世界共通。