超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【隠し要素満載…?】高田崇史「QED~flumen~ ホームズの真実」

色々と洗濯に出す。

ミニマリストは他人に迷惑をかけちゃいけないよ。

自分がするのは自由、他人に押し付けは論外。

 

 

 

 

高田崇史「QED~flumen~ ホームズの真実」

QED~flumen~ ホームズの真実
高田崇史

講談社 2013年09月05日

by ヨメレバ

 

 

 

 

実は…

本編もホームズのある種の期間の

衝撃的な仮説が展開されているので

興味深いものがあると思います。

 

それと関係人物(ホームズの登場人物)にも

思わぬ扱われ方があったりとまたね。

どれだけ著者、文献の鬼になっているの…

 

それよりもいいもの、この本にはついているんですぜ…?

 

感想

このシリーズを通して感じていたことが

ちゃんと本編後のおまけで解消されています。

「ああ、この本は一度読み前提ではない」ということがね。

 

一応後半は本編終了までの本に関しての

ガイドブックとなっているのですが

実は結構な冊数、隠し要素が存在します。

 

それと、意外なのは最初に著者が書いた本は

最初に出た本ではないのです。

意外。

 

2作目の作品が

最初に出版社に送った作品です。

こういう形ってあるんですね。

 

それと途中には著者とかつて彼にかかわってきた

担当さんとの対談が掲載されています。

実は本来送るはずだった賞には

枚数オーバー(!)でなんと参加資格が得られなかったそうで。

 

こっちならばオーケーというのが

キワモノの宝庫(!!)と名高いメフィストです。

今は亡きカニバリズムの王もここからあの世紀末作品を

送り出しています。

(彼、いつの間にか亡くなったんだよね。本当残念だよ…)

 

でももしもここに作品を送らなければ

これだけの作品は出てこなかったと思います。

本当にほどばしる様々な情報ですからね。

そして濃すぎる人物たちよ。

 

さて、少しだけこの作品の本編にも。

いわゆるホームズの空白期間はどこにいたのか…?

について触れられています。

 

よくこれは調べたと思いますよ。

そして某サーヴァントゲーでも出てくる

あの謎のあいつについても触れられています。

空白期間そこに行っていた…となれば

確かにしっくりくることはきますよね…

 

なお、本編の真相に関しては

この作品はあくまでも本編外のタイトルのため

関わる人が危険に及ぶこともありません。

あくまでもさらっとですが

ラストの描写に関しては…ちょっと来るものがありましたよ。

 

あくまでもガイドブックメインでしたね。

 

おわりに

本編終了後に素敵なおまけがついてきました。

これだけでもう満足ですよ。

まあご存じの通りまだまだシリーズは続きます。

 

ある時系列がガイドブックにも出てきますが

どう補完されていくのか楽しみにしたいと思います。

 

おわり