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【紅子が手玉に取られた…だと!!】青柳友子「カフェバー『クロ』の殺人調書」

Wi-fiのアダプタがパッカーンになってました。

無論即密林で購入よ。

たぶん崩壊は目前ですわよ。

 

 

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青柳友子「カフェバー『クロ』の殺人調書」

カフェバー『クロ』の殺人調書
青柳友子

角川書店 1987年01月

by ヨメレバ

 

 

 

 

 紅子がえらい目に遭う…

なかなかえらい目に遭う頻度が高いのよね、この巻。

そのうちの1例に関しては本当に危ない目にまで遭っています。

さえる頭脳を持っているのにかかわらず

なんか彼女は向こう見ずなんだよなぁ…

まあ、危ないオンナというのはなんか魅力的ではありますけどね。

 

ちなみに、序盤に思わぬ秘密が出てきたりします。

本当にこの人、どえれぇカメレオンのような人だよなぁ。

私は見た目だけだけど、この人は中身まで変わっちゃう。

 

感想

基本的にこの作品のテーマは紅子がいわゆるそういうのが大好き

(一応年齢制限規定がないサイトのつもりですのでぼかすよ!!)なので

事件にはそういった男女間の問題(ただし最初の作品は特殊)が

絡んできたりします。

 

その中にはやはりバーに来る社交的なかれらには

ぷんぷんとお金の匂いがしてくるのです。

ほとんどの作品には事件の背景に「カネ」が絡んでくることとなります。

 

3つ目の作品なんかはお金がぷんぷん匂ってくる妻が殺されてしまいますし

最後の作品は…なんと紅子が最強クラスな危険な目に遭ってしまう作品です。

 

最後の作品は壮絶な争いをしていたカップルの女性側が殺されてしまいます。

しかもそこにはどうも莫大な財産を思うようにしたい人の

思惑が絡んでいたようなのです。

 

こともあろうか紅子は犯人へと果敢にも突っ込んでいくのです。

もちろんその魅力ある体を駆使して。

だけれども、敵はとっても狡猾なわけでして…

もしも彼女の支援者がいなければ…確実に紅子は死んでいたことでしょう。

 

 

あ、最後に、この作品には1作品

紅子がしてやられる作品があります。

紅子がある人に出会ったことから始まるお話ですが…

 

物語の詳細はあんまり明かすと面白さをスポイルしてしまうので

詳しくは避けますが、さえる頭を持った紅子にも

多少弱さ、というのがうかがえる作品でありました。

 

 おわりに

今回はそんなに危険な扮装はしなかったから

盛り上がりには欠けた感じでしょうか。

その代わり危険な体当たりはしすぎですからね。

最後の作品、本当にやばいから!!

 

まだまだシリーズはあるので追いかけていきますね。