超雑読と趣味と

乱数の女神の子らしく、誇らしくありなさい。

【あなたは適正ありかな?】ウォルフガング・ロッツ『スパイのためのハンドブック』

 

明日のお昼の内容は気を付けないと。

にぎやかし担当をあさってひかえているので

間違えてあるものを入れた食事を食べたらアウトです。

 

 

 

 

ウォルフガング・ロッツ『スパイのためのハンドブック』

スパイのためのハンドブック
ウォルフガング・ロッツ

早川書房 1982年03月

by ヨメレバ

 

 

 

 

スパイは何をするの?

こういう世界は綿地たちの日常ではまあまず触れることはないです。

まあ、一部の上層部の皆様ならば知らず知らずのうちに

触れられている可能性はあるのかもしれませんね。

 

何の気なしに読んでいましたが、所属している諜報機関

超有名なところではありませんか。

昔のスカッと系の某巨大掲示板ネタで

この諜報機関の名前が出ていました。

 

つまりそれだけこの諜報機関の執念というのは

強いということなのでしょうね。

 

さて、そんなすごいところにいた彼が語る、スパイとは?

 

感想

著者の場合は志願したわけではなくて

スカウトという形でスパイとして活動することとなります。

中には志願する人もいるんだろうねぇ…

 

この本中ではユーモアたっぷりに書かれていますが

事実スパイというのは実に過酷な世界だなと感じます。

捕まってしまえば本当に終わりですから。

(著者も無論つかまっているのは後半を読んでいただければ)

 

そのためにスパイは恒常的に人員が不足しているのです。

そりゃあ人ですもの、ヘマもしますし

相手に出し抜かれたりすることもあります。

そして人員がいなくなる…

なんかいろいろ想像したくなくなったぞおい。

 

意外だったのははいスパイになりましたと言って

えらい訓練は行われてはいなかったこと。

それはこの本の時代以前のお話だそうです。

 

ただし尾行の訓練というのはさせられてましたね。

これはスパイの基本といっても過言ではないですからね。

教える側ももちろん一筋縄ではいかない

行動をとって著者を惑わせたりします。

 

でも思った以上に重苦しいわけではないんですね。

まあ実際この本ではそうで、途中で愛する妻の

のろけ話(!)なんて言うのもあります。

 

実はこの本の出版もある種非関係者だった妻を

使った形でもあるようですよ(笑)

ですが、残念なことに彼女は著者とともにつかまり

その捕まった時の影響か、その後亡くなってしまいます。

 

なのでとらえられることがいかにスパイにとって

リスクなのかは察するのは容易かと思います。

 

おわりに

あ、適性検査関連、触れてませんでしたね。

結構これはまじめに作られています。

やっぱりどういう行動をとられるかは大事ですからね。

(私?適性があるわけないじゃん。嘘つけないし。)

 

捕まった時の駆け引きというのは

いろいろな面で使えると思うのよね。

人は必ずしも窮地に立たされる場面があるからね。

 

おわり